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On the Production
by 井口健二
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■昼間から呑む、ジャスティン・ビーバー、ラスト・ターゲット、卵、カルメン、赤ずきん、テザ+製作ニュース
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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『昼間から呑む』“낮술”
3月20日付にDVD鑑賞で紹介した作品を改めてスクリーン
で鑑賞した。その感想は、雪模様の風景などには大きなスク
リーンでこそ味わえる感覚があった。それに2度目で先の展
開を知りながら観ていると新たな別の面白さも観えてくるも
ので、これは2度観る価値のある作品と言えそうだ。
僕自身、試写会で気になった作品は再度観に行くようにして
いるが、本作はそれに該当する作品と言える。これは試して
貰いたいものだ。
『ジャスティン・ビーバー/ネヴァー・セイ・ネヴァー』
“Jusin Bieber: Never Say Never”
カナダ・オンタリオ州出身、17歳でマディスン・スクエア・
ガーデンのコンサートをSoldoutさせた歌手の誕生を描いた
3Dドキュメンタリー。
正にインターネット時代の申し子。母親が離れて住む親族に
観せるためYouTubeにアップした12歳の少年の歌う姿がアト
ランタに住むプロモーターの目に留まり、そこで紹介された
人気歌手のアッシャーが注目。
さらにマライヤ・キャリーやアヴリル・ラヴィーンを世に出
したL.A.リード率いるアイランドレコードと契約して2009年
11月プロデビュー、そして2010年に行ったワールドツアーの
締め括りとして8月ガーデンでのコンサートを敢行する。
映画はそのツアーの後半に密着して、各地でのコンサートの
模様や舞台裏、また幼馴染みの友人たちと遊ぶ普段の姿や、
喉が枯れて一部コンサートの延期を決断する様子などが3D
カメラに収められている。
さらにその間には、幼い頃からのスナップ写真やYouTubeに
投稿された画像の数々、また家族や関係者へのインタヴュー
なども挿入され、17歳の少年の伝記映画のような構成にもな
っている。
という、世界中に700万人以上いると言われる彼のファンに
は堪らない作品だが。さらにコンサートのゲストには、ボー
イズ・U・メンやマイリー・サイラス、ジェイデン・スミス
(ビーバーは『ベスト・キッド』の主題歌を担当)、それに
アッシャーなども登場してそのインタヴューも聞けるなど、
これも楽しめる作品だった。
そして3D映像では、過去のスナップ写真も3D化されてい
たり、またコンサートシーンなどではちょっと視差を大きく
して遠近感を強調しているなど、いろいろな工夫が施されて
おり、これらの工夫は今後のこの種の作品の参考になるとも
言えるものになっていた。
監督は、2010年公開のダンス映画“Step Up 3D”などのジョ
ン・チュウ。音楽も3Dの経験済みの監督がその経験を充分
に活かした作品と言えそうだ。まあ3D感にはちょっとやり
過ぎかな…と思われる部分があったりもしたが、それも一興
という感じの作品だ。
『ラスト・ターゲット』“The American”
現代の最もハリウッドスターらしい俳優とも言えるジョージ
・クルーニー主演によるヨーロッパを舞台にしたサスペンス
ミステリー。
プロローグは北欧。雪原で狙撃された主人公が反撃し相手を
倒す。タイトル前のシーンで早くも主人公は動き始める。そ
して舞台はイタリアへ。その山岳地帯の小さな町に潜んだ主
人公に組織から狙撃用の銃の製作依頼が届く。
男の元の仕事は殺し屋だったようだ。そんな男は過去に犯し
た犯罪の陰に怯えながらも、何とか平穏な余生を送りたいと
考える。それは虫の良過ぎる考えなのだが、そんなことは男
自身が一番良く知っているのかも知れない。
そんな男の哀しみに彩られた作品だ。
共演は、イタリア女優のヴィオランテ・プラシド、オランダ
出身でアメリカのTVシリーズにも出演しているテクラ・ル
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04月10日(日)
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