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On the Production
by 井口健二
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■第43回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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最初に記者会見の報告から。
『ターミネーター3』の公開に合わせて、主演のアーノル
ド・シュワルツェネッガーとクリスターナ・ローケン、それ
に監督のジョナサン・モストウの来日記者会見で行われた。
その中で、今回の続編の実現に関しては、シュワルツェネッ
ガーから、世界中のファンの後押しが大きな力になったこと
が強調されていた。
そして“T4”については、監督のモストウはやる気満々と
いう感じで、それには今回と同様ファンの後押しが大事にな
ると発言していたのに対し、シュワルツェネッガーが、モス
トウやローケンとは別の作品もやってみたいと強調している
のが印象に残った。
結局のところ、シュワルツェネッガーにはジェームズ・キ
ャメロンへの未練があるが、製作者のマリオ・カサール、ア
ンディ・ヴァイナとモストウは、すでに次に向けて動き出し
ているという印象だった。今回の映画の流れだと、“T4”に
シュワ、ローケンの再登場は不可欠のように思えるが、さて
どうなることだろうか。
* *
以下は、いつもの製作情報を紹介しよう。
まずは、上にも書いた『ターミネーター』の第3作を完成
させたカサール=ヴァイナのプロダクション・C2から、新
たな3部作の計画が発表されている。
この計画は“Evermere”と題されたもので、お話は、17歳
の孤児の少年が、実は現世と交錯する並行世界の王位の継承
者であることが判り、その王位を狙う叔父と戦うために、そ
の世界に呼び戻されるというもの。その並行世界というのが
どのようなものかは不明だが、説明に『ハリー・ポッター』
や『ロード・オブ・ザ・リング』が引き合いに出されている
ところを見ると、そこでは魔法が使えるようで、典型的な異
世界ファンタシーと呼べそうな作品だ。
そしてこの作品は、『ブレイド』シリーズのデイヴィッド
・ゴイヤーとDCコミックスのヴェテランライターのジェー
ムズ・ロビンスンがオリジナル脚本を手掛けたもので、3部
作の構成になっているようだ。因に、『ブレイド』は、現在
第3作の計画がゴイヤーの監督で進められているが、これも
当初から3部作の設定だったと言われている。
またこの脚本の契約は、実は1998年に数100万ドルの契約
金で結ばれていたと言うことだが、C2としてはその頃から
『ターミネーター3』完成までの道程で、それどころではな
かったということだったようだ。それが晴れて完成し、計画
が進み始めたもので、今回はこの計画に、『2days』の
ジョン・ハーツフェルド監督の契約が発表されている。
なお、ハーツフェルド監督の『2days』は、97年の第
10回東京国際映画祭で特別招待上映された際に見ているが、
僕はこの作品に特別ファンタスティックな印象を持った記憶
はない。しかしC2の2人は、彼のヴィジョンに今回の作品
と通じるところを感じたということだ。また、ゴイヤーは、
映画化の製作総指揮を務めることになっている。
さらにカサールは、今後の展開として「ヴィデオゲームや
その他のマーチャンダイズへの進展も考えている」とのこと
だが、『ターミネーター』の権利獲得に1000万ドル以上を費
やしたことを考えると、過去のカロルコ→C2の計画の中で
は最も危険度の少ない計画との観測もあるようだ。配給は、
『ターミネーター3』の海外配給も手掛けるソニーが契約、
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07月15日(火)
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