ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460432hit]
■第31回
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
第29回で報告した郵便の遅延は、未だ完全には復旧してい
ない。それに、今期はキネ旬が決算号で休載でもある。とい
うことで今回は、以前に報告し損ねたちょっと古い情報や、
年始に発表された統計などから紹介することにしよう。
* *
まずは全米興行成績の統計で、2002年の年間成績で第1位
に輝いたのは、403,706,375ドルの『スパイダーマン』。2
位は310,306,606ドル『クローンの攻撃』。そして3位と4
位には、早くも『二つの塔』(268,606,211)と『秘密の部
屋』(253,040,825)が入っている。
この後、5位に一般映画の“My Big Fat Greek Wedding”
を挟んで、6位の『サイン』(227,791,166)と7位の『ゴ
ールドメンバー』(213,117,769)までが2億ドルを突破。
さらに8位『MIB2』(190,418,803)、9位『アイス・
エイジ』(176,387,405)、10位『ダイ・アナザー・デイ』
(154,666,799)というベスト10となった。
以下、11位に『スクービー・ドゥー』(153,294,164)、
12位『ビューティフル・マインド』(149,528,920)、13位
『リロ・アンド・スティッチ』(145,771,527)、14位『X
XX』(141,204,016)、15位『サンタクローズ2』(138,
394,397)。そして16位に『マイノリティ・リポート』(132,
024,714)、17位『旅の仲間』(130,860,692)、18位『ザ・
リング』(127,310,732)と続く。なお『ビューティフル』
と『旅の仲間』は、いずれも前年の封切りなので、その分を
合わせると、それぞれ170,742,314ドルと313,364,114ドル
となっている。
この後の19位と20位は一般映画だが、それにしてもベスト
20の内の17本がSF/ファンタシー系の作品というのは壮観
としか言いようがない。これらの作品はそれなりに製作費も
掛かってはいるのだろうが、この種の作品がアメリカ映画の
表看板であることは間違いないところだ。
そしてこの結果の歴代順位は、第1位の『タイタニック』
から2位『スター・ウォーズ』、3位『E.T.』、4位『フ
ァントム・メナス』までは変わらなかったが、5位に『スパ
イダーマン』が食い込み、6位の『ジュラシック・パーク』
と7位『フォレスト・ガンプ』を挟んで、8位『賢者の石』
と9位に『旅の仲間』が入っている。なお、『賢者の石』は
前年分を合わせて317,575,550ドルだった。
来年はこれに、『二つの塔』と『秘密の部屋』がどこまで
食い込んでこれるかだが、特に、『二つの塔』は前作以上に
好調なようなので、この夏の“Terminator 3: Rise of the
Machines”と合わせて期待したいところだ。
この他、2002年の結果のめぼしいところでは、29位に『ス
コーピオン・キング』、30位に『スパイキッズ2』、31位に
『ブレイド2』が並んでおり、飛んで43位に『スチュアート
・リトル2』。そして『タイムマシン』が45位、また『バイ
オハザード』は68位だった。
因に、『千と千尋の神隠し』の全米興行成績は5,433,352
ドル。これは175位に位置するが、この公開は元々アート系
で行われたもので、興行成績が期待されたものではない。こ
れを見て、したり顔で「日本で大ヒットの作品もアメリカで
は…」などと書いていた日本のマスコミがあったが、元々そ
んなヒットは期待されていなかったものだ。それよりこの作
品が、興行成績でベスト10や20に入っているハリウッドの作
品に伍して、すでにいくつかの賞を受賞し、アカデミー賞に
もノミネートされるかもしれないということにこそ注目する
[5]続きを読む
01月15日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る