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On the Production
by 井口健二
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■東ベルリンから来た女、髑髏城の七人、ブラッド・ウェポン、R2B、スカイフォール、フランケンウィ二ー、青木ケ原+Star Wars/Oscar anim
樹海や風穴の風景もそれなりに描かれていたし、作品の全体
は満足できるものだった。
* *
ニュースは、前回の続報というか、もう少し詳しい情報を
報告しよう。
まず“Star Wars: Episode VII”の製作に関しては、ルー
カスフィルムの共同経営者で、ルーカスの長年の盟友である
キャスリーン・ケネディが製作総指揮を担当し、ルーカスは
クリエイティヴコンサルタントとして参加となっている。
因にケネディは、『E.T.』以降のスピルバーグ作品や、
その流れで『インディ・ジョーンズ』なども製作しており、
ルーカスフィルムの王道の作品にはうってつけの人物と言え
る。なおケネディは同時にルーカスフィルムの単独の経営者
にも就任するようだ。
そしてディズニーの発表後に流れた情報では、ルーカスが
8月にマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーと会食して
いたとのことで、その会食では最初にルーカスから自身の引
退の話と、「シスの復讐」→「新たなる希望」の間を繋ぐ実
写版TVシリーズの構想が話されたあとで、突然「Episode
VII、VIII、IXを作る」と切り出されたのだそうだ。
その瞬間ハミルは、「何てこと言うの」と口走ったそうだ
が、ルーカスは「誰よりも先に2人に知っておいて欲しかっ
た。でも公表されるまでは内緒だよ」と釘も刺されたとのこ
と。またルーカスはすでに脚本家との話し合いが行われたこ
とと、ルーカス自身は監督はしないとも語ったそうだ。
一方、ケネディからは、すでに脚本家と監督は契約段階に
入っていることや、物語は出来上がっているとの発言も出さ
れているようだ。その脚本家と監督が誰なのかは不明だが、
2015年の公開ということは、VFXなどに当てる時間も考え
ると、来年早々にも撮影開始となるはずで、その前のキャス
ティングには当然脚本が準備されていなければならない。
物語は出来ているにしても、そこからの脚本や、セット、
衣装のデザインなど、ここからの時間との競争は厳しいもの
になりそうだ。
* *
もう1つニュースは、来年2月のアカデミー賞に向けて、
長編アニメーション部門の予備登録が発表された。これは今
後の候補作選出に向けた最初のリストになるものだが、今回
の登録本数は21本、この結果最終候補は最大5本が選ばれる
ことになった。
その登録作品は、英語題名のアルファベット順に、
“Adventures in Zambezia”
『メリダと恐ろしの森』
“Delhi Safari”
『ロラックスおじさんの秘密の種』
『フランケンウィ二ー』
『コクリコ坂から』
“Hey Krishna”
『モンスター・ホテル』
『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』
『ある嘘つきの物語』(東京国際映画祭上映)
『マダガスカル3』
『神秘の法』
“The Painting”
“ParaNorman”
“The Pirates! Band of Misfits”
“The Rabbi's Cat”
“Rise of the Guardians”
“Secret of the Wings”
“Walter & Tandoori's Christmas”
“Wreck-It Ralph”
“Zarafa”
となっており、中にはこれから公開の作品もあるようだが、
とりあえずこの中からオスカー受賞が決定する。
11月04日(日)
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