ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460102hit]

■桃さんのしあわせ、高地戦、秋瑾〜競雄女侠〜、のぼうの城、ザ・レイド、ウォリスとエドワード+Avengers, Justice League, Jumanji
演じたマーク・ラファロは、「マーヴェル社との間で6本の
出演契約を結んでいる」との発言をしていて、その内の2本
は『アベンジャーズ』と“The Avengers 2”だが、残る4本
がテレビシリーズと関わるものかどうか。さらにマーヴェル
では、ギレルモ・デル=トロの監督で“Incredible Hulk”
のrebootを狙っているという情報もあり、これからの動きが
注目される。
 それともう1本、マーヴェルが映画製作に乗り出す以前の
契約で、外部で映画化されている内の“Daredevil”に関し
て、フォックスの所有している権利が10月10日に期限切れと
なる。これに対してフォックスでは、それまでに続編の製作
をスタートさせるべくジョー・カーナハンに脚本を依頼して
いたものだが、最近その脚本が不調に終わったことが判明、
このままでは権利がマーヴェルに返却されることになる。
 そうなるとマーヴェルで新たな“Daredevil”の展開も可
能になり、その動きも楽しみなものだ。
        *         *
 さて以上はマーヴェル=ディズニーの動きだったが、対す
るDC=ワーナーからも負けじの計画が報告されている。そ
れはスーパーマン、バットマンらが一堂に会する“Justice
League”の計画だ。
 この計画に関しては2007年3月1日付第130回以降、当時
は何度か紹介していたものだが、その計画が最近は『ダーク
ナイト』に並行してクリストファー・ノーランの脚本、監督
でも検討されていた。しかしその計画は頓挫という発表にな
り、なかなか難しい計画と考えられていた。
 ところがそこにベン・アフレックを監督に招請するという
報告が公表された。さらに脚本には“Gangster Squad”など
のウィル・ビールが昨年の夏に契約され、すでに初稿は完成
されているとのことだ。そして脚本をワーナーから手渡され
たのは、アフレックただ1人との情報も伝えられている。
 アフレックは、2010年11月紹介『ザ・タウン』や今秋には
新作の『アルゴ』も公開予定で、監督としての評価も充分だ
が、2007年3月紹介『ハリウッドランド』ではスーパーマン
役者を演じたアフレックが、どのようなスーパーヒーローを
描くか、それも楽しみになる計画だ。
 なお“Justice League”は上記の2人の他、グリーン・ラ
ンタン、ワンダーウーマン、ザ・フラッシュらで構成される
ものだ。
        *         *
 もう1本最後にソニーの話題で、前々回紹介『トータル・
リコール』に続いて今度は1995年の“Jumanji”をリメイク
する計画が報告された。
 計画しているのは、『アメイジング・スパイダーマン』を
手掛けた製作者のマット・トルマックで、その他のスタッフ
・キャストなどは未定だが、ソニーとしては夏休み向けの大
作規模で、家庭向けのシリーズ化も狙う意向だそうだ。
 因に『ジュマンジ』の関連では、2005年11月紹介『ザスー
ラ』も作られているものだが、シリーズ化というのはさらに
いろいろなゲームが登場することになるのか、その辺も楽し
みになりそうだ。

08月19日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る