ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460160hit]
■カーズ2、さすらいの女神、ハートブレイカー、東京人間喜劇、レジェンド・オブ・フィスト、イースターラビット、ランゴ+Man of Steel
その町では以前は豊富だった水が枯れ、町民の多くは牧場の
土地を町長に売って町を去り始めていたのだ。
そんな町の酒場に立ち寄った主人公は、水槽の中で夢想して
いたヒーローになり切り、口から出任せの英雄譚を語り始め
る。ところが嘘から出た真が起きて主人公は保安官に祭り上
げられてしまう。その最初の仕事は町の銀行から盗まれた水
の捜索だった。
そんな口先だけの主人公の前には思わぬ冒険が待ち構えてい
た。果たして主人公は口先だけでない本当の自分を見つける
ことができるのか?
共演は、2009年3月紹介『お買いもの中毒な私!』などのア
イラ・フィッシャー。
他に、昨年5月紹介『ゾンビランド』などのアビゲイル・ブ
レスリン、『スパイダーマン2』などのアルフレッド・モリ
ナ、『ニューヨーク1997』などのハリー・ディーン・ス
タントン、『POTC』などのビル・ナイ。
さらに、『こわれゆく世界の中で』などのレイ・ウィンスト
ン、『ピッチ・ブラック』などのクローディア・ブラック、
『アイ・アム・ナンバー4』などのティモシー・オリファン
ト、『ノー・カントリー』などのスティーヴン・ルートらが
登場している。
因に、本作はアニメーションなので本来出演者はヴォイスキ
ャストとなるものだが、本作ではヴァービンスキー監督が出
演者に演技をしながらの録音を求め、その様子を撮影してア
ニメーションの基にしたとのこと。
これはいわゆるモーション・キャプチャーとは異なるものだ
が、アニメーションには出演者の演技も取り入れられている
ということで、監督はエモーション・キャプチャーと称して
いるようだ。
作品の全体は、アニメーション作品らしく子供も楽しめるも
のになっているが、映画の出だしはかなりシュールで、その
後の主人公の行動にはかなり大人向けの捻りもあり、子供だ
けでなく大人にも充分楽しめる作品になっている。
また本作の題名は、1966年『続・荒野の用心棒』の主人公ジ
ャンゴの捩りだが、さらに劇中では、マカロニウェスタンを
思わせるハンス・ジマーの音楽と、1995年『デスペラード』
などでもお馴染みのマリアッチ楽団=ロス・ロボスによる挿
入歌も心地良く楽しめた。
* *
ワーナーで進められている『スーパーマン』のreboot作品
“Man of Steel”の全米公開日が、2013年6月13日と正式に
発表された。因にこの計画では、当初の公開は2012年12月と
されていたが、その際に日付までは発表されていなかったも
ので、諸般の状況を判断して2013年夏の公開と決まったもの
だ。
監督は、『300』などのザック・スナイダー。出演は、
スーパーマン役にイギリス人俳優のヘンリー・ケイヴィル。
他にエイミー・アダムス、ラッセル・クロウ、ジュリア・オ
ーモンド、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、そして
敵役にマイクル・シャノンらの共演が発表されている。
脚本は、クリストファー・ノーランとデイヴィッド・ゴイ
ヤーのアイデアからゴイヤーが執筆したもので、撮影は今年
の夏にシカゴで行われることになっているが、物語の詳しい
内容は厳秘にされているとのことだ。
なお、発表された公開日の翌週21日には、ディズニーから
『モンスターズ・インク』の2人が再び活躍する“Monsters
University”、さらに翌々週の28日には、ユニヴァーサルか
らコミックス原作の“R.I.P.D.”という作品がそれぞれ全米
公開の予定になっているそうだ。
07月24日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る