ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460220hit]

■昼間から呑む、ジャスティン・ビーバー、ラスト・ターゲット、卵、カルメン、赤ずきん、テザ+製作ニュース
世界の中での冒険となるのかな。逆に人類亡き後の地球が他
の生物で溢れ返っていても面白くなるが。
 因にシャマランは、昨年発表した作品の評判はあまり芳し
くなかったようだが、元々SF/ファンタシー系が趣味であ
ることは間違い人だし、それに『シックス・センス』でハー
レー・ジョエル・オスメントをブレイクさせた監督とジェイ
デンとのコラボレーションも楽しみなところだ。
 そしてジェイデンは、2007年11月紹介『幸せのちから』以
来の父親との共演になるが、昨年の『ベスト・キッド』では
全世界で3億5000万ドルの大ヒットを記録しており、こちら
のコラボレーションも注目されるものだ。
 なお製作はスミス主宰のOverbrookで行い、配給はソニー
が担当する。
        *         *
 お次は、情報としてはちょっと前のものになるが、ウォル
フガング・ペーターゼン監督に、2006年6月紹介『ポセイド
ン』以来となる監督の計画が発表されている。
 発表されたのは、ジョン・スコルジー原作の“Old Man's
War”。日本では『老人と宇宙(そら)』という翻訳題名でも
知られる作品の映画化権をパラマウントが獲得し、ペーター
ゼンの監督で進めるというものだ。
 物語は、妻に先立たれた老人が75歳以上限定の軍隊に参加
し、宇宙の果ての植民星をエイリアンの襲撃から防御する任
務に着くというもの。この紹介文からだと、2008年4月紹介
『スターシップ・トゥルーパーズ』を思い出してしまうが、
実際に原作者もそれは心得ているようで、原作本には『スタ
ーシップ…』の原作者ロバート・A・ハインラインへの謝辞
も掲げられている。
 しかも本作は、アメリカの年次SFファン大会で授与され
るヒューゴー賞の候補に挙げられており、SFファンの間で
もその価値が認められた作品ということになる。さらに本作
は、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストにも掲載
されたそうだ。
 その原作をペーターゼンの監督で映画化するものだが、脚
色には2010年2月紹介『ウルフマン』などのデイヴィッド・
セルフの起用も発表されており、期待される作品になりそう
だ。なお映画化に当って題名は変更されるようだ。
 因に、ペーターゼン監督の本格SF作品では、1985年公開
“Enemy Mine”(邦題:第5惑星)があるが、バリー・ロン
グイヤーがヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞した原作を映画
化したこの作品では、肝心の結末が変えられるなど、正直に
言って僕にはあまり評価できない作品だった。しかしそこに
はいろいろな事情もあったのだろうし、今回はそのようなこ
とのないようにしっかり映画化してほしいものだ。
        *         *
 最後に、3月20日付で紹介の“Superman: Man of Steel”
のrebootに、ロイス・レーン役として2008年1月紹介『魔法
にかけられて』などのエイミー・アダムスの出演が発表され
た。さらにヴィゴ・モーテンセンにも競合していた作品への
出演を断ったとの報道がされており、夏の撮影開始に向けた
準備が整って来たようだ。

04月10日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る