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On the Production
by 井口健二
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■名前のない女たち、半次郎、超強台風、ヌードの夜、蛮幽鬼、武士の家計簿、玄牝+製作ニュース・他
採用していないのか疑問に感じたし、さらには吉村医師が平
然と産褥死は神の意志と言い放っているのにも驚かされた。
もちろんどんなに手を尽くしても不慮の死はあるものだが、
それを迎える前から肯定するは全く理解ができない。正に、
『孤高のメス』で「目の前で救える命を救わないのは罪」と
しているのと対極で、このような医者には掛りたくないとい
う感じもした。
正直には、作品の全体で神という言葉が繰り返されるなど宗
教じみたところがあって、宗教というのは信仰している人に
は都合が良いが、それを周囲から見るとばかばかしいと言う
か哀れさも感じる。そんな感じもする作品だった。
まあ鰯の頭も信心で、それを信じるならそれでも良いが、最
後は救急車で別の病院に搬送しなければならないような場所
に自分の家族は預けたくない。そんな感じが、僕がこの作品
を観ての結論だったようだ。
少なくとも、いくら自然のままとは言え、薄暗い灯火の下で
の出産は不測の事態を招来する恐れがあるし、幼い子供の出
産の立ち会いには僕は賛成しない。それに作品的には、前半
に登場した女性たちと後半のエピソードとの繋がりが、1人
以外で不明確のように感じられた。
        *         *
 今回の製作ニュースは、何か状況がよく判らなくないが、
MGMから1963−65年に放送されたSFアンソロジー“The
Outer Limits”の映画版を製作するとの発表が行われた。
 同様のアンソロジーでは“Twilight Zone”が、1985年に
スピルバーグらによって映画版を作られ、今もそのリメイク
の計画もあるようだが、“The Outer Limits”についても、
テレビでリメイクシリーズが製作されるなど、人気を保持し
ている作品だ。
 その作品に今回は、『ソウ』シリーズを手掛けたパトリッ
ク・メルトン、マーカス・ダンスタンとの脚本の契約が発表
されたもので、今年の秋以降にその製作に向けた準備が開始
されるとのことだ。
 それにしてもMGMは、現在も資産売却のオークションの
期限が再々延長されて、現在は9月までとなっているようだ
が、それに対して今回の計画ではライオンズゲイトやスパイ
グラス、サミットなどのプロダクションに呼びかけて資金を
調達しているとのことで、かなりの綱渡りで会社運営が行わ
れているようだ。
 今回の作品がしっかりと製作されることを期待したい。
        *         *
 最後に、実は前回の記事を少し修正しているが、前回紹介
の「青春H」シリーズで、製作担当の円谷エンタープライズ
というのは、あの円谷プロダクションとは関係のない別会社
とのご指摘をいただいた。
 それで、記事自体を書き直そうかとも思ったが、以前にも
何回か同様の紹介をした記憶もあり、それをいまから訂正し
ても意味がないように思える。そこで、ここに事実だけ記載
して個々の訂正は行わないことにした。手抜きのようではあ
るが、検索だけでは見つからない記事もあり、全てに対処で
きる保障もないので、以後は気を付けることにして、これで
ご容赦お願いします。

08月08日(日)
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