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On the Production
by 井口健二
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■怪談新耳袋・怪奇、TENBATSU、REDLINE、夏の家族、プチ・ニコラ、ソルト+製作ニュース
メーションとはかなり違った雰囲気の作品になりそうだ。な
おバンクスがティンクを演じると、実写の女優では、1991年
『フック』でのジュリア・ロバーツ、2003年『ピーター・パ
ン』でのリュディヴィーヌ・サニエに次ぐものになる。
* *
次もディズニーの情報で、ティム・バートン監督がボード
ゲームの“Monsterpocalypse”に基づく映画作品の計画に、
監督を前提として参加していることが報告された。
オリジナルのゲームはマット・ウィルスンというゲーム作
家が発表しているもので、現代の地球を異次元などからの侵
略で怪獣が襲い始め、すでに大都市などは瓦礫の山となった
世界を背景に、主人公は怪獣を倒しながら生き延びて行く…
というストーリーのようだ。
そしてこの原作から、2005年の『チャーリーとチョコレー
ト工場』も手掛けたジョン・オーガストがウィルスンの協力
の許で脚本を執筆しており、バートン監督により3Dで映画
化されるとのことだ。因に、計画はドリームワークスの製作
で進められているものだが、同社の作品の配給はディズニー
が担当することになっている。
なお前回紹介した“Dark Shadows”と本作は、共に脚本家
の決定というよく似た製作状況に在るようだが、これからど
ちらが先行することになるか、それは脚本の上がり方次第に
なりそうだ。
* *
もう1本ディズニーから、すでに2003年に一度映画化した
ディズニーランドのアトラクション“Haunted Mansion”を
再映画化する計画も発表されている。
2003年の映画化は、ロブ・ミンコフの監督、エディ・マー
フィ主演でコメディタッチで行われたものだが、今回の計画
では監督を『パンズ・ラビリンス』などのギレルモ・デル=
トロが務め、デル=トロの発言によると、「ディズニー自身
が『白雪姫』の邪悪な女王などで描いているようなダークな
イメージで映画化する。我々は、Haunted Mansionを世界一
恐ろしい場所に仕立ててみせる」とのことだ。
さらにディズニー側の発表では、撮影は3Dで行うことも
表明されており、また『POTC』に続く新たなシリーズ化
も期待されているとのことだ。
1969年にアナハイムのニューオリンズスクエアで開館した
Haunted Mansionは、オーランド、東京、パリのディズニー
ランドにも建設された人気アトラクションで、2003年の映画
化も全世界で1億8200万ドルを稼ぎ出す大ヒットとなった。
しかしシリーズ化には至らなかったとのことで、今回はデル
=トロ監督が新たなシリーズ化を目指すことになるものだ。
* *
最後はワーナーの情報で、1950年に連載が始まったイギリ
スの少年コミックス“Dan Dare, Pilot of the Future”の
映画化を、『タイタンの戦い』のベイジル・イワニク製作、
サム・ワーシントン主演で進めることが発表された。
原作はイラストレーターのフランク・ハムプスンが創造し
たもので、物語の背景は1990年代、その時代にすでに宇宙に
進出した人類を襲う脅威と冒険を描いたシリーズのようだ。
一部には『バック・ロジャース』のイギリス版との呼び声も
あり、実際にラジオドラマ化やテレビ化も行われた作品との
こと。イギリス人には懐かしのドラマの再来に期待が集まっ
ている。
ただしイワニクとワーシントンの間ではすでに“Clash of
the Titans 2”の計画が進められており、本作は進行はその
後になりそうだ。
07月25日(日)
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