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On the Production
by 井口健二
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■誰かが私にキスをした、カケラ、桃まつり−うそ、17歳の肖像、バッド・ルーテナント、コララインとボタンの魔女:3D(追記)
見直して、なるほどこれは3Dの特性が良く活かされている
という感じの作品だった。それは、特に裏庭の景観などが見
事に表現されていた。また、別世界に向かうトンネルの表現
なども、3D効果が上手く利用されているものだ。
以前『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の3D化された
映像を観たときには、2Dとあまり変わらない印象を受け、
人形アニメーションでは元々3Dの印象を持つから、そんな
ものかとという感じを受けたが、今回最初から3Dで計算さ
れた作品は違った。
それは決して飛び出してくることが強調されたものではない
(一部にはその効果もある)が、全体として見事に3Dの効
果が発揮されていた。特に最近の3Dでの特徴である奥行き
感も本作では見事に表現されていた。
その他、作品に描かれる様々なエピソードが何れも3D効果
を最高に狙ったものになっている。正しく3Dで観るべき作
品、2Dで観ては損という感じだ。
        *         *
 なお、今回は賞レースなどのニュースも多いので、別立て
でそのページも更新することにします。

01月24日(日)
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