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On the Production
by 井口健二
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■第129回
 サザーランドの映画出演は、昨年公開された『ザ・センチ
ネル/陰謀の星条旗』以来となる。
        *         *
 後は短いニュースをまとめて紹介しておこう。
 前回も紹介した『ハムナプトラ』シリーズの第3弾に、ジ
ェット・リーの出演が発表され、題名も仮題として“Mummy:
Curse of the Dragon”というものが使われているそうだ。
前回の報告にもあった「新規なミイラ男」というのにリーの
可能性が高そうだが、ドラゴンとは…という感じだ。なおロ
ブ・コーエンはまだ監督のようだ。
 1985年にジョン・ヒューズが監督した“Weird Science”
(ときめきサイエンス)をリメイクする計画が持ち上がって
いる。オリジナルは、コンピューターで理想の女性を作り上
げた若者2人が、怪しげな魔法によってその女性を現実化し
てしまうというもの。この理想の女性を、前年公開の“The
Woman in Red”で注目を浴びたケリー・ルブロックが演じ、
魔女物の変形という感じで面白かった作品だ。今回の計画で
はジョニー・ローゼンタールが脚本を契約し、ユニヴァーサ
ルが製作する。監督はまだ決まっていないようだが、ルブロ
ックをしのぐ女優の発見が大事という意見も多い。
 『ナルニア国物語』の第2弾“Prince Caspian”の撮影準
備は大分進んできているようだが、同じウォルデン・メディ
アからもう1作C・S・ルイスの原作で、“The Screwtape
Letters”という作品の計画が発表された。この原作は、日
本ではキリスト教系の新教出版社というところから翻訳が出
ているものだが、老練な悪魔が新米の悪魔に人間の誘惑法を
伝授するという内容で、かなり宗教色の強い作品のようだ。
それをどう映画化するかが、映画人の腕の見せ所だが、因に
2001年にアメリカで再刊されたペーパーバックは100万部を
売った実績があるそうだ。
 昨年5月に映画紹介で取り上げたサム・ライミ主宰ゴース
トハウス製作の『ブギーマン』に、続編“Boogeyman 2”が
計画され、その出演者に『ソウ』シリーズのトービン・ベル
が発表された。なお、脚本は前作の夫妻に替ってブライアン
・シーヴという人が担当しているが、ゴーストハウスの担当
者に言わせると、これが尋常でなく恐いのだそうだ。監督に
はジェフ・ベタンコートという人が起用されている。
 一方、『ソウ2』『3』を監督したダレン・リン・ボウス
マンには、シリーズを離れて“Repo! The Genetic Opera”
という作品の計画が発表されている。この作品は、テレンス
・ゼドゥニックとダレン・スミスが執筆した脚本を映画化す
るもので、内容はヒトクローンの問題を扱った近未来物とい
うことだ。製作は『ソウ』シリーズのツイステッドとライオ
ンズゲイト。因に、ボウスマンは『ソウ3』の記者会見で、
“Saw 4”からは自分は製作者に下がるとして、別の監督の
起用を示唆していたものだ。
 最後に、『ターミネーター』シリーズを手掛ける製作者の
アンディ・ヴァイナが、1973年に映画化されたリチャード・
バックのベストセラー“Jonathan Livingston Seagull”を
CGIアニメーションでリメイクする計画を発表している。
オリジナルの映画化は、カモメの視点で撮影された実写の映
像を編集し、それにジェームズ・フランシスカス、ジュリエ
ット・ミルズらの台詞を付けたもので、考えてみたら一昨年
の『皇帝ペンギン』の元祖のような作品だった。それをリメ
イクするものだが、ヴァイナはドキュメンタリーを意識して
いる訳ではないようで、『シュレック』のような作品にした
いと発言している。どうなりますか。

02月15日(木)
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