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On the Production
by 井口健二
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■第55回
今回のリメイクで彼が演じるのは、主人公の男友達で東京の
大学に通う学生の役ということで、本当に設定や舞台もオリ
ジナルそのままのリメイクが行われるようだ。
次も続報で、第21回で報告したドウェイン“ザ・ロック”
ジョンスンの主演が予定されているヴィデオゲームの映画化
“Spy Hunter”の脚本に、昨年『フレディvsジェイソン』
を担当したマーク・スウィフトとダミアン・シャノンのチー
ムが発表された。この計画では、『ワイルド・スピード2』
を手掛けたマイクル・ブランデットとデレク・ハースのチー
ムがゲームからインスパイアされたオリジナルのコンセプト
を提供したが、彼らでは脚本を完成できなかったようで、新
たにスウィフトとシャノンのチームが招請されたものだ。な
お計画では、撮影は6月に開始の予定になっており、2005年
夏のテントポールを目指すということだが、これから6月ま
ででは脚本の作業もかなり忙しそうだ。
もう一つ、ヴィデオゲーム絡みの話題で、トニー&リドリ
ー・スコットが経営する映像製作会社スコット・アソシエイ
ツが、ゲームメーカーのアタリ社が3月に発売する新ゲーム
ソフト“Driv3r”のプロモーション用に、3分の短編映画を
製作したことが発表された。このゲームソフトは“Driver”
“Driver 2”に続くシリーズ3作目になるものだが、ゲーム
に収録される音声には、マイクル・マドセン、ヴィング・レ
イム、ミシェル・ロドリゲス、ミッキー・ロークらが声優と
して参加しており、物語性はかなり高いもののようだ。そし
て製作された短編映画は、“Run the Gauntlet”と題された
もので、内容は世界を股に掛けた窃盗団を追いつめる潜入捜
査官の活躍を描いたもの。因にこの作品は、自動車会社のB
MWが展開する映像サイトBMWfilm.comで公開されている。
* *
最後にちょっと期待の湧く情報で、ピーター・ジャクスン
監督の“The Lord of the Rings”3部作でガンダルフを演
じたサー・イアン・マッケランが、新年に放送されたイギリ
スのテレビ番組で、3部作の前日譚となる“The Hobbit”の
映画化の可能性について語っている。
それによると、“The Hobbit”の映画化権は、現在はニュ
ーラインとMGMが折半で所有しており、またジャクスンが
ユニヴァーサルで“King Kong”の計画を決めたことから、
両社が映画化に向けた問題解決を話し合うのに充分な時間が
与えられたということだ。そしてマッケラン自身は、灰色の
ガンダルフを再び演じることには大いに興味を持っていると
いうことで、ジャクスンが希望すればいつでも話し合いの席
に着きたいそうだ。
なお、ジャクスンも“LotR: The Return of the King”の
ワールドプレミアの席で“The Hobbit”の映画化に対する期
待を表明しているということで、これはかなり早期の実現が
期待できそうな雰囲気だ。
01月15日(木)
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