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On the Production
by 井口健二
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■第22回
 またもや大作史劇の計画で、ホメロス原作と伝えられるギ
リシャの長編叙事詩『イリアス』を元にトロイア戦争を描く
“Troy”を、ウォルフガング・ペーターゼンの監督で映画化
する計画がワーナーから発表されている。トロイア戦争と言
えば、コンピュータ用語にも名を残す「トロイの木馬」を始
め、古代船による大規模な海戦など、いろいろな要素のある
古代の戦いだが、そのスケールの大きさで今までその全貌を
映画化した記録はないようだ。それにペーターゼンが挑む訳
だが、すでに脚本はデイヴィッド・ベニオフの手によるもの
ができあがっており、次の段階は主人公アキレスを演じる俳
優の選考だそうだ。                  
 なお、ペーターゼンとワーナーの計画では、先に“Batman
vs.Superman”を紹介しているが、その計画では04年の公開
を目指すことになっている。しかし今回の計画は03年の撮影
が予定されており、ペーターゼンとしては、先に“Troy”を
撮り上げてから“B vs.S”に進む意向のようだが…。  
 “T3”を製作中のジョナサン・モストウ監督の次回作とし
て、第17回で紹介した『エンダー』シリーズのオースン・ス
コット・カード原作による“Lost Boys”という計画が浮上
してきた。この作品は、郊外の家に引っ越してきた家族が、
その町で続く少年失踪の謎に挑むというもの。しかもそこに
は超自然的な存在が潜んでいたというお話のようだ。そして
この原作の脚色に、カナル+やハイドパーク、ディメンショ
ンといったファンタシー系の作品を手掛けるプロダクション
に、いずれも6桁($)の金額で作品を売り込んでいるブラ
イアン・カーという脚本家の起用が発表されている。ヤング
向けの作品になるかどうかは解らないが、いずれにしても実
績のある人選のようだ。製作会社はユニヴァーサル。   
 そういえば、『エンダー』シリーズの映画化もペーターゼ
ンとワーナーだったが、その後どうなっているのだろう。 

09月01日(日)
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