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On the Production
by 井口健二
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■ジャンクション29、フロントランナー(エマの瞳、ゴールデンS、沓手鳥孤城落月/楊貴妃、ラ、こんな夜更けにバナナ、ノーザンS、ブラックK)
があって、それを聞かされると納得もしてしまう。そんなエ
ピソードが綴られた作品だ。いろいろと考えさせられた。公
開は12月28日より、全国ロードショウ。)
『ノーザン・ソウル』“Northern Soul”
(題名は1960年代に英国北部の労働者階級の若者たちから生
まれた音楽ムーヴメントだそうだが、映画の時代にはまだ主
流ではないのかな。そんな中で主人公はダサい地元の若者集
会で浮きながらも激しく踊る若者と遭遇する。そして学校も
ドロップアウトし、2人はDJとして音楽の道を探求するこ
とになるが…。ドラッグ文化なども背景に曲がりくねった青
春が描かれる。出演は、2017年に“Beautiful Devils”とい
う作品で話題のエリオット・ジェームズ・ラングリッジと、
2018年9月23日題名紹介『モダンライフ・イズ・ラビッシュ』
などのジョシュ・ホワイトハウス。他にスティーヴ・クーガ
ンらが脇を固めている。脚本と監督はファッション写真家の
エレイン・コンスタンティン。自身の体験に基づくそうで、
音楽がふんだんに聞ける半面、物語は少し独り善がりかな。
公開は2019年2月9日より、東京は新宿シネマカリテ他で全
国順次ロードショウ。)
『ブラック・クランズマン』“BlacKkKlansman”
(黒人刑事が白人至上主義団体「KKK」に潜入捜査すると
いう前代未聞の実話を、2016年オスカー名誉賞受賞のスパイ
ク・リー監督が映画化。2018年のカンヌ国際映画祭でグラン
プリ受賞の作品。1979年コロラドスプリングスの警察署に初
の黒人警官として採用された主人公は、白人警官からは冷遇
されながらも捜査に燃えていた。そんな時、デスクに置かれ
た新聞でKKKのメムバー募集の広告を見つけた主人公は勢
いで電話を掛け、日頃聞き慣れた黒人差別の発言を繰り返し
て入団面接に漕ぎ付けるが…。そこに黒人学生団体の集会や
KKKのイヴェントなども重なって事態は過激な状況になっ
て行く。出演はデンゼル・ワシントンの実子ジョン・デビッ
ド・ワシントンと、2017年7月9日題名紹介『パターソン』
などのアダム・ドライヴァ。コメディタッチの作品だが、最
期に過酷な現実も描かれる。公開は2019年3月より、東京は
TOHOシネマズシャンテ他で全国順次ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。
12月02日(日)
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