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On the Production
by 井口健二
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■第43回
クスの製作で進められているものだが、その後どうなってい
るのだろうか。
* *
もう1本アジア製ホラーの話題で、日本でも先に公開され
たダニー&オキサイド・パン兄弟の『EYE』のハリウッド
リメイク計画の詳細が発表されている。
この計画では、パラマウント傘下でトム・クルーズが主宰
するクルーズ/ワグナー・プロダクションがリメイク権を獲
得したことで話題になったが、製作にはさらにディメンショ
ン傘下のヴァーティゴ・エンターテインメントが参加すると
いうことだ。そしてこのリメイクの脚色に、98年にブルース
・ウィリスが主演した『マーキュリー・ライジング』などの
ライン・ピアスンの契約が発表されている。
なお98年の作品は、少年を描いた見事なスリラーとして評
価が高いが、ピアスン自身は、現在コロムビア傘下のエスケ
ープ・アーチスツに“Knowing”というオリジナル脚本を提
供している他、ジェームズ・キャメロン主宰のライトストー
ムにも“Godspeed”という脚本を提供しているそうだ。
また、製作に参加するヴァーティゴは『ザ・リング』の製
作に協力したことでも知られており、ディメンション傘下で
蓄積したホラー映画製作のテクニックが発揮されることにな
るようだ。
* *
『フィツカラルド』などのドイツの映画作家ヴェルナー・
ヘルツォークが、スコットランドのネス湖の謎に挑む“The
Enigma of Loch Ness”というドキュメンタリー作品の撮影
が開始され、同時にヘルツォーグ自身を題材にした“Herzog
in Wonderland”という作品がジョン・ベイリーの監督で制
作されている。
まずヘルツォーグの作品は、脚本家のザック・ペンが資金
調達と製作を担当しているもので、ネス湖の怪獣ネッシーの
謎を追うもの。日本からも都知事になる以前の石原真太郎な
どが挑んだ題材だが、正直に言って現存の可能性はかなり少
ないと思う訳で、まあ今さらネッシーそのものを追い掛ける
とも思えないが、歴史的な背景などが描かれるなら面白くな
りそうだ。
そしてベイリーの作品は、現在はロサンゼルスに住んでい
るヘルツォーグとハリウッドとのつながりを描くものという
ことで、ハリウッドにいながらコマーシャリズムとは無縁の
活動をする監督の姿が描かれるそうだ。それにしても、劇映
画のメイキングのドキュメンタリーは最近いろいろ作られて
いるが、ドキュメンタリーのメイキングというのは、一体ど
ういうことになってしまうのだろうか。
もっとも以前からの親友というザック・ペンは、「彼は実
生活でもフィクションとの区別が付かないような人物」と評
しているから、逆に本編がドキュメンタリーなら、これも面
白いかも知れない。
因にヘルツォーグは、90年代以降はドキュメンタリーを中
心に仕事をしているそうだが、劇映画の作品もない訳ではな
く、昨年は“Invincible”という作品がファインラインから
配給されている。また、現在は97年に発表した自身のドキュ
メンタリー作品をドラマ化して、クリスチャン・ベイルが出
演する“Little Dieter Needs to Fly”という計画も進めて
いるということだ。
* *
ちょっと面白い話題で、ゲームメーカーのアクティヴィジ
ョン社がパラマウントを傘下に置くヴァイアコムを訴えると
いう話が伝わってきた。
これは、アクティヴィジョン社が98年にヴァイアコムと交
わした“Star Trek”のゲーム化の契約に関係したもので、
同社では、契約期間10年のこの契約の基づいて、すでに5年
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07月15日(火)
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