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On the Production
by 井口健二
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■第37回
としては、今回紹介した作品と第35回で紹介したスティーヴ
ン・スピルバーグ監督による“Terminal”は、共に来年度の
製作という計画になっているようだ。
* *
アカデミー賞では、2作・2年連続の作品賞候補と、視覚
効果賞受賞を決めた“The Lord of the Rings”のピーター
・ジャクスン監督の次の監督作品の計画が発表されている。
発表された作品は、以前から噂には上っていたものだが、
ユニヴァーサル製作の“King Kong”。1933年製作RKO作
品のリメイクが、監督の次の計画として契約されたものだ。
実はこの計画は、ジャクスンにとってはまさにドリームプ
ロジェクトで、彼自身9歳の時に見たと言うオリジナルが、
彼を監督の道に進ませたのだそうだ。そして1997年頃には、
ユニヴァーサルで進行していたリメイク計画のためにいくつ
もの原案を提出していた。しかし当時は、ディズニーで『マ
イティー・ジョー』と、ソニーでは『Godzilla』のリメイク
が進行している状況で、ニュージーランド出身の新人監督に
は荷が重いと判断されたようだ。
しかし今回は、“Rings”の成功を引っ提げて文句無しの
契約となったもので、監督は「クラシックな物語に、現代の
息吹を吹き込んでみせる」との決意を表明している。またこ
の計画には、“Rings”と同様に300−500名のスタッフを招
集して、ロケーションから視覚効果まで、全てをニュージー
ランドで製作する計画ということだ。
なおジャクスン監督は、現在は“Rings”3部作の最終話
“The Return of the King”の仕上を行っており、10月末
ごろが目途のその作業が終了し次第、“King Kong”の脚色
に取り掛かって、撮影は04年の半ばから、そして公開は、05
年のクリスマスシーズンが予定されているということだ。因
にこの計画、アメリカの報道では“Rings”の第3部に引っ
掛けて“The Return of the Kong”とも呼ばれている。
* *
続いて“Rings”絡みで、フロド・バギンス役で3部作に
主演したイライジャ・ウッドがCGIアニメーションの声優
に挑戦することが発表された。
この作品は“Happy Feet”という題名で、ワーナーとヴィ
レジロードショウが製作を進めているもの。脚本は『マッド
マックス』と『ベイブ』のジョージ・ミラーを中心としたチ
ームが手掛けており、アニメーションの監督もミラーが担当
することになっている。
内容は、南極大陸を舞台に、特別な才能を与えられた若い
ペンギンが、夢を追って進む姿を描く、歌と踊りの要素も取
り入れたコメディだそうだ。歌と踊りが好きというホビット
を演じたウッドではあるが、まあ、アニメーションだから、
ウッドが踊る必要はないが、歌の方はどうなのだろうか。
因に、ウッドの今年のスケジュールでは、マイクル・ゴン
ドリー監督で、ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、
キルスティン・ダンストと共演した“Eternal Sunshine of
the Spotless Mind”の撮影はすでに終了しており、また、
ジェフリー・ポーター監督の“Try Seventeen”と、エド・
バーンズ監督主演の“Ash Wednesday”への出演が予定され
ている。
一方、ミラー監督はソマリアで予定されていた“Mad Max
IV”の撮影がイラク戦争の影響で一時延期と発表されていた
が、現在の状況はどうなっているのだろうか。なお今回の報
道は、4月6日付のものだ。
* *
最後に短いニュースをまとめておこう。
以前から紹介している“Around the World in 80 Days”
のリメイクが、『ウェディング・シンガー』のフランク・コ
ラチの下、3月13日にタイで撮影が開始された。
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04月15日(火)
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