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On the Production
by 井口健二
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■第22回
作品だ。
ただし、今回の発表で、ワーナーは敢えてリメイクではな
く、同じ原作からの新たな映画化としている。脚色はリチャ
ード・クルティとベヴ・ドイル。そしてギリアムの監督で、
果たしてどんな新解釈が生まれるだろうか。なお製作は、こ
れも『ハリー・ポッター』のデイヴィッド・ヘイマンが担当
している。
なおこの公表は、かなり初期の段階ということで、まだ正
式契約が結ばれた訳ではない。ギリアムの計画では、以前に
報告した“Lara Croft 2”はヤン・デ=ボンが監督すること
になったようだが、他に“Good Omens”という作品もあり、
現状はまだ流動的なようだ。
* *
続いては女性主演の作品の話題を2本紹介しよう。
まずはソニー・ピクチャーズから、キャサリン・ゼタ=ジ
ョーンズの製作主演で“Flint”というスパイスリラーの計
画が発表された。
この作品は、ポール・エディのベストセラー小説を映画化
するものだが、実はソニー傘下の製作会社のレッド・ワゴン
が出版前から権利を獲得していたもので、主人公はイギリス
の諜報機関MI5に所属する女性エージェントのグレイス・
フリント。彼女は整形手術で風貌を変えて組織に潜入、マネ
ーロンダリングの調査に当るという物語だそうだ。そしてこ
の計画にゼタ=ジョーンズが参加して映画化が進められるこ
とになったものだが、劇中かなりのアクションシーンもある
ということで、彼女には『エントラップメント』で見せたよ
うなアクションが期待されているそうだ。
そしてもう1本は、パラマウントからハル・ベリー主演に
よる“The Guide”という計画が発表されている。
この作品はトーマス・ペリー原作の“Shadow Woman”と
“Guide”という作品に基づき、元々はJane Whitefieldと
いう主人公のシリーズの一部をなすものだ。そしてこの物語
でベリーが演じるのは、コンピューターの知識とインディア
ンの知恵を兼ね備えたという女性。彼女は問題に巻き込まれ
た人の存在を消して守るという仕事に就いているが、結婚の
ために退職。しかし彼女が最後に手掛けた一家が、その後に
連続殺人鬼に追われることになり、結婚にも破れて仕事に復
帰するというものだそうだ。
なお脚色は、ジョナサン・レムキンが手掛けたものから、
“Valley of the Dolls”のリメイクなどを手掛けるシンシ
ア・モートがリライトしている。監督は未定。また、原作の
シリーズでは、今回映画化の対象となった2作の他に“Vani
shing Act”“Dance for the Dead”“The Face-Changers”
“Blood Money”の4作がすでに発表されているそうだ。
* *
後半は短いニュースをまとめておこう。
まずは、ロバート・ルイス・スティーヴンスンの古典的冒
険小説『宝島』(Treasure Island)を現代化して映画化す
る計画で、ロング・ジョン・シルヴァ船長役に、ピュリッツ
ァー賞を受賞した舞台劇“Topdog/Underdog”でトニー賞候
補にもなったジェフリー・ライトの出演が発表された。この
計画は、ジャッキー・チェン主演の『80日間世界一周』など
も計画しているウォルデンメディアが進めているもので、マ
シュー・ジェイコブスとフランク・ロンバルディの脚色、ス
ティーヴ・マイナーの監督で来年早々にヴァンクーヴァで撮
影の予定になっている。ライトにはブロードウェイ終演後、
いろいろなオファーがあったようだが、敢えてこの脚本が気
に入って出演することにしたそうだ。
なお同じ原作からは、ディズニー製作によるIMAXアニメー
ション作品“Treasure Planet”が11月27日公開されること
になっている。
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09月01日(日)
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