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On the Production
by 井口健二
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■宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち・記者会見、ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち、92歳のパリジェンヌ
(2002年より連載の松本光司原作コミックスの映画化。同じ
原作は2010年にも映画化があるが、当時は困難だった巨大モ
ンスターのVFXが可能となり、本格的な映画化となってい
る。因に原作はホラーよりギャグの要素も強いそうで、観客
もその点を考慮する必要はありそうだ。公開は10月15日より
全国ロードショウとなる。)
『記憶の中のシベリア(祖父の思い出/ソウルからの手紙)』
(自分の父親がシベリア抑留者だったこともあって興味深く
観たが、何か興味の視点がずれている感じが否めなかった。
まあでも今の人にはこれで良いのかな。戦争があったことも
知らない若者が多いのだから。ただそういう人たち向けには
もう少し背景も説明して欲しかったかな。10月8日〜21日に
新宿K's cinemaにて上映。)
『お父さんと伊藤さん』
(上野樹里、藤竜也、リリー・フランキーというかなり個性
の強い3人が共演するファミリー?ドラマ。2012年7月紹介
『ふがいない僕は空を見た』などのタナダユキの監督で、原
作ものではあるが監督らしい作品に仕上がっている。公開は
10月8日より、東京は新宿バルト9、渋谷シネパレス他で、
全国ロードショウとなる。)
『VR ミッション:25』“The Call Up”
(仮想現実の中で繰り広げられるバトルゲーム。その体験版
に参加したゲーマーの運命を描いたアクション作品。テーマ
的には押井守監督の『アヴァロン(2000)』などが思い出され
るもので映像は精密になったが、もう少し内容を掘り下げて
欲しかったかな。公開は11月19日より、池袋HUMAXシネマズ
他で、全国ロードショウとなる。)
『誰のせいでもない』“Every Thing Will Be Fine”
(2011年10月紹介『Pina』で3D撮影に挑戦したヴィム
・ヴェンダース監督が、今回はドラマでそれに挑んだ作品。
それは当然シミュレーションではなくナチュラルな3Dで、
その見事な映像は3Dの新たな可能性を示している。公開は
11月12日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで、全国
順次ロードショウとなる。)
『ブリジット・ジョーンズの日記
ダメな私の最後のモテ期』“Bridget Jones's Baby”
(2001年と2004年に公開されたレネー・ゼルウィガー主演作
の第3弾。実に12年ぶりの新作だが、その間には制作会社側
の事情もあったようで…。でもその間隔が本作では、主人公
も上手く成長してかえって良かったような感じもする。さら
に続編は有かな? 公開は10月29日より、全国ロードショウ
となる。)
『灼熱』“Zvizdan”
(クロアチア紛争を背景に、1991年、2001年、2011年3つの
時代の2つの民族の姿を描いた2時間3分の大作。各時代の
それぞれの物語を同じ俳優たちが異なる役柄で演じる。複雑
になるかとも思われたが、内容はシンプル且つ明確に描かれ
ていた。公開は11月、シアター・イメージフォーラム他で、
全国順次ロードショウとなる。)
『kapiw と apappo〜アイヌ姉妹の物語〜』
(東京と阿寒に離れて暮らすアイヌの姉妹が、東日本大震災
を機にデュエットのコンサートを開くまでを描いたドキュメ
ンタリー。終盤に描かれるライヴの模様が素敵で、そこに至
るまでの葛藤が何だったのかと思わせる。特に訳の判らない
プロデューサーは要らなかったのでは? 公開は11月19日〜
12月2日に、ユーロスペースにてレイトショウ。)
『ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやってきた』
“Ants on a Shrimp”
(7年連続ベスト5入り、内4度は世界一のレストランが本
国の店を閉め、2015年1月から5週間限定で東京に出店した
際の模様を描いたドキュメンタリー。実は先にノーマ本体を
描いたドキュメンタリーも観たがそちらは完成形で、本作で
はそこに至る道筋が観られる。公開は12月10日より、YEBISU
GARDEN CINEMAほかで、全国順次ロードショウとなる。)
『たたら侍』
(今年のモントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を受賞し
た作品。EXILE HIROの製作総指揮で、EXILE青柳翔、小林直
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09月11日(日)
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