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On the Production
by 井口健二
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■カノン、エヴォリューション、アルジェの戦い
意外と短くてあっさりしていた。しかし当時はそれを自分の
中で勝手に長くして、物語を噛みしめていたようだ。
公開は10月に、東京は新宿K's cinema他で、全国順次ロード
ショウとなる。
この週は他に
『聲の形』
(週刊少年マガジンの連載で、「このマンガがすごい!」や
「マンガ大賞」などで高い評価を受けた大今良時の原作から
のアニメーション作品。主人公の小学生時代とその5年後の
姿を通して、仲の良かったグループが離散し、やがて再会す
るまでが描かれる。公開は9月17日より全国ロードショウ。
公開第2週は日本語字幕付き上映となるそうだ。)
『将軍様、あなたのために映画を撮ります』
“The Lovers and the Despot”
(日本では1998年に公開された北朝鮮映画『プルガサリ』の
監督とされる韓国出身の申相玉と、元夫人で後に再婚した女
優の崔銀姫の拉致事件の真相を描いたドキュメンタリー。申
監督には自主的亡命説もあったが、金正日の肉声テープなど
によってそれが完全否定されている。公開は9月24日より、
渋谷ユーロスペース他で、全国順次ロードショウとなる。)
『ジュリエッタ』“Julieta”
(2013年のノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローの原
作を、2012年2月紹介『私が、生きる肌』などのペドロ・ア
ルモドバル監督が映画化。数奇な運命に翻弄される母と娘。
失踪した娘の謎がある切っ掛けから氷解して行く。その展開
が見事で心に響く。公開は11月5日より、新宿ピカデリー他
で、全国ロードショウとなる。)
『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』
“Pay the Ghost”
(1679年に始まるアメリカの暗黒史に関る作品。ハロウィン
の人込みで子供たちが行方不明になる。そこには中世末期の
魔女狩りに始まる怨念が籠められていた。息子を拉致された
ニコラス・ケイジ扮する大学教授がその謎に迫るが…。有り
勝ちな話だが、観てる間は楽しめる。公開は11月22日より、
渋谷シネパレス他で、全国順次ロードショウとなる。)
『メカニック/ワールドミッション』
“Mechanic: Resurrection”
(1972年のチャールス・ブロンスン主演作を2011年にリメイ
クした作品の続編。前作に引き続き主演のジェイスン・ステ
イサムが、全世界を舞台に標的を事故に見せ掛けて殺す暗殺
のスペシャリストを演じる。共演者にはジェシカ・アルバ、
ミシェル・ヨー、トミー・リー・ジョーンズという豪華版。
9月24日より全国ロードショウ。)
『うつろいの標本箱』
(2015年公開『過ぐる日のやまねこ』などの鶴岡慧子監督の
新作。前作も試写は観たが紹介を割愛した。複数の物語が並
行して描かれ、最期にそれが一つに纏まるスタイルの作品だ
が、それが纏まった時にもう少し何かあれば良かったかな。
エンディングの写真にも工夫が欲しかった。公開は10月29日
より、渋谷ユーロスペース他でレイトショウとなる。)
『BOYS AND MEN One For All, All For One』
(2015年4月紹介『サムライ・ロック』などのBoys & Menが
自らを演じる青春グラフィティ。最近では外部の作品にも進
出するようになったメムバーたちの葛藤や悩みが描かれてい
る。しかしそれが綺麗ごとで終ってしまうのは、結局ファン
向けの作品の域を出ていない。でもまあこれはそれでいいの
だろう。公開は10月29日より、ロードショウとなる。)
を観たが全部は紹介できなかった。申し訳ない。
08月28日(日)
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