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On the Production
by 井口健二
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■シンドバッド、ウフィツィ美術館3D・4K、ホーンテッド・キャンパス、雨女4DX
も良いように感じられた。とにかく好感の持てる作品と言え
る。それにしても今年は本当に当たり年になりそうだ。
公開は7月2日より、全国ロードショウとなる。
『雨女4DX』
昨年12月紹介『ボクソール★ライドショー』に続いて4DX
シアター専用に制作されたホラー作品。そのシステムに今回
は、『呪怨』などの清水崇監督が挑んだ。
主人公は父子家庭で育った女性。母親を知らずに育った彼女
は、彼女自身の「女性」に自信がなく、恋人の不倫を疑って
もそれを咎めることができなかった。
そんな彼女は同じ夢を繰り返し見る。それは雨の中を踏切の
前に佇む幼女が、男児を抱えて電車に跳ねられる黒衣の女性
を目撃するというもの。しかし彼女はその3人の顔に見覚え
はなかった。そして密かにその女性を雨女と呼んでいた。
主演は2015年12月紹介でようやく6月25日の公開が決まった
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』などの清野菜名。相手
役に2014年3月紹介『恋につきもの』などのノ俊太郎。他に
高橋ユウ、田口トモロヲらが脇を固めている。
清水崇監督の近作は、2015年6月『7500』と2014年1月
『魔女の宅急便』を紹介しているが、その前には2011年8月
『ラビット・ホラー3D』、2009年9月『戦慄迷宮』を紹介
していて、新技術にも果敢に挑戦する人のようだ。
その監督が4DXに挑戦したものだが、実は僕が観た内覧試
写では4DX部分がまだ完成ヴァージョンではなく、完全で
はないと紹介されたもの。それでも題名から連想されるもの
は4DXで執拗に再現され、それは風情も感じられた。
昨年12月紹介『ボクソール…』はどちらかというとオカルト
映画の部類だったが、本作は正にオーソドックスな怪談話。
ただし上映時間が35分なので話の深みの点では少し物足りな
いが、夏の納涼には良い感じだろう。
公開は6月4日より、東京はシネマサンシャイン平和島、ユ
ナイテッドシネマ豊洲、ユナイテッドシネマとしまえん他、
全国の4DXシアター独占での上映となる。
この週は他に
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
“Captain America : Civil War”
『教授のおかしな妄想殺人』“Irrational Man”
『ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆』
“히말라야 : 바람이 머무는 곳”
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
『あなた、その川を渡らないで』
“님아, 그 강을 건너지 마오”
を観たが全部は紹介できなかった。申し訳ない。
なお次回はゴールデン・ウィークのため休載の予定です。
05月01日(日)
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