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On the Production
by 井口健二
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■恋するベーカリー、アイガー北壁+製作ニュース
時は5月20日とも発表されていたマーヴェル製作“Thor”の
公開日が、“Spider-Man 4”が抜けた後の5月6日に繰り上
げられることも発表されている。こちらは、製作会社は違う
とは言え同じマーヴェル原作同士の挿げ替えで順当という感
じだが、ディズニーが“POTC 4”の公開日を20日に決めたの
も、その動きを察知してのことなのかも知れない。
そしてこの作品に関しても1月撮影開始を目指して、準備
がかなり進んできているところだ。
なおこの作品に関しては、昨年5月24日付などでも紹介し
ているが、マーク・プロトセヴィッチとザック・ステンツ、
アシュレー・ミラーの脚本から、監督は既報の通りケネス・
ブラナーが担当。主人公のThor役にも既報の通り『スター・
トレック』のクリス・ヘムスワースが起用されている。
さらにその共演者として、人間界では医師として活動する
主人公の助手で恋人でもある看護婦ジェイン・フォスター役
にナタリー・ポートマン、主人公の生みの親のオーディン役
にアンソニー・ホプキンス、そしてマーヴェル製作スーパー
ヒーローシリーズには全て登場する計画のニック・フューリ
ー役サミュエル・L・ジャクスン。
他に、『マンマ・ミーア!』で3人目の父親候補を演じた
ステラン・スカーシュゴード、『リーサル・ウェポン4』な
どのルネー・ロッソ、『バベル』『スペル』のアドリアナ・
バラッザらが登場する。
マーヴェル製作らしい豪華なキャスティングで、日本では
多少知名度の低いヒーローではあるが、頑張ってもらいたい
ところだ。
* *
昨年3月1日付第178回の紹介では2010年12月17日の全米
公開となっていたワーナー製作によるDCコミックスの映画
化“Green Lantern”も、多少遅れたものの2011年6月17日
の公開に向けて製作が進み始めているようだ。
この作品については、2007年11月1日付第146回で内容の
紹介をしているが、昨年2月15日付第177回で紹介したよう
に、新たにマーティン・キャンベル監督の起用が発表され、
製作準備が進められていたものだ。
そしてこの映画化については、昨年8月紹介の『あなたは
私の婿になる』でサンドラ・ブロックの相手役を務めたライ
アン・レイノルズが主人公のグリーン・ランタンことハル・
ジョーダンを演じることが先に発表されていたが、今回はそ
の相手役として昨年11月紹介の『50歳の恋愛白書』と12月
紹介『ニューヨーク、アイラブユー』にも出演のブレイク・
ライヴリー共演が発表されている。
テレビの“Gossip Girl”でも人気の女優の役柄は、主人
公が勤務する航空機会社の社長の娘ということで、物語が原
作通りなら、物語の前半では主人公の帰りを待ちわびる役柄
となりそうだ。撮影は3月に開始の予定とされている。
と言うことで、2011年の初夏には、ジャック・スパローと
Thor、それにグリーン・ランタンの揃い踏となりそうだ。
因に、この年の夏には、『ハリー・ポッター』シリーズの
最終巻『死の秘宝』の後編の公開も7月15日に予定されてお
り、さらに2008年11月15日付の第171回などで紹介した“The
First Avenger: Captain America”も、出演者などは未定な
ものの、『ナルニア国物語』を手掛けたクリストファー・マ
ーカス、スティーヴン・マクフィリーの脚本、『オーシャン
・オブ・ファイアー』『ジュマンジ』などのジョー・ジョン
ストン監督による映画化の公開が7月22日と発表されている
もので、ファンにはまた忙しい夏になりそうだ。
* *
最後に新しい計画を一つ。
1984年にデヴィッド・リンチ監督で映画化されたフランク
・ハーバート原作“Dune”のリメイクが計画され、その監督
に昨年6月紹介した『96時間』のピエール・モレルの起用
が発表された。
原作は1965年に第1巻が刊行され、以後原作者のハーバー
トが1986年に亡くなるまでに6巻のシリーズが発行されて、
そのスケールの壮大さや時代に先駆けたエコロジーの思想な
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01月10日(日)
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