ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460378hit]
■第43回
らに第3作も執筆中だそうだ。そこでコロムビアでは、原作
者とはシリーズでの契約を交わしており、当然映画化もシリ
ーズ化を目指すことにしている。
本作は絵画がテーマになっているということで、映画化さ
れればヴィジュアル的にも面白いものになりそうだが、現在
のところ具体的な映画化のスケジュールなどは決まってはい
ない。しかしこの作品と似たテーマの“Daughter of God”
という小説が、2000年にルイス・パルデューという作家によ
って発表されており、今後競作ということにでもなれば、動
きが早まる可能性はありそうだ。
* *
前回『くたばれヤンキース!』のリメイク計画を紹介した
ミラマックスから、またまたブロードウェイミュージカルの
映画権を獲得したことが発表された。
今回発表されたのは、1972年の初演で、この年のトニー賞
に11部門でノミネートされて5部門で受賞した“Pippin”。
実はこの作品も、『シカゴ』と同じボブ・フォッシーの演出
振り付けによるものだ。
お話は、9世紀のローマ帝国を舞台にしたもので、当時の
西ローマ帝国を支配したシャルマーニュ大帝の息子のピピン
が、真実の愛を見つけ出すまでのさまざまな行動が描かれて
いる。そしてこの作品では、フォッシーが演出、振り付けで
ダブル受賞の他、主演男優、装置デザイン、照明デザインの
各部門でトニー賞を受賞している。
またこの作品は、後にディズニー製作の『ノートルダムの
鐘』や『ポカホンタス』の音楽を担当したスティーヴン・シ
ュワルツが、作詞作曲を担当(トニー賞候補)しており、今
回は彼との契約も交わされている。『シカゴ』と同様、映画
向けの新しい楽曲の提供もありそうだ。
因に、ミラマックスでは、今年の2月には同じくブロード
ウェイミュージカルの“Guys and Dolls”の映画化の計画も
発表しているが、現状では前回紹介した“Damn Yankees”の
計画が先行して進められているようだ。
* *
またしてもアジア製ホラー映画のハリウッドリメイクの計
画で、韓国で今年の6月13日に公開されたばかりの“A Tale
of Two Sisters”という作品に、早くもリメイクの契約が
交わされている。
契約したのは、『ザ・リング』を成功させたドリームワー
クスの製作者ウォルター・パークス。4000万ドルの製作費で
1億2900万ドルを稼ぎ出したという和製ホラーのリメイクに
続くヒットを狙っているということだ。
オリジナルのお話は、謎の病から回復した2人の少女が、
異様な振舞をする義理の母親の元で、恐ろしい生活を強いら
れるというもの。キム・ジイ・ウーンという監督の作品で、
6月の公開では、『マトリックス/リローデッド』に次ぐ韓
国映画史上2番目の封切り興行を記録したということだ。
そしてこの作品のリメイク権については、パラマウント、
ユニヴァーサル、ソニー、MGMとの間で争奪戦が行われ、
結局7桁($)の契約金でドリームワークスが権利を獲得し
たものだ。
なお製作状況は、すでに“After the Sunset”(ピアーズ
・ブロスナン、アイス・キューブ、サルマ・ハエック共演の
犯罪もの、ニューラインで製作中)などの脚本家のクレイグ
・ローゼンバーグがリメイク版の脚色を始めており、監督は
未定だが、かなり早く進むことになりそうだ。因に、ローゼ
ンバーグはドリームワークスの契約以前から計画に参加して
いたということだ。
ということで新企画の登場だが、ドリームワークスでは、
『ザ・リング』の続編の計画も進めており、この計画もパー
[5]続きを読む
07月15日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る