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On the Production
by 井口健二
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■第39回
前に公開されることはないと明言。これによって両作が同じ
年度に公開される可能性はなくなったものだ。      
 その理由としては、当初ラーマン監督が母国オーストラリ
アで行うことを希望していたオープンセット撮影が、イラク
戦争の影響で行えなくなり、結局、“Alexander”と同じモ
ロッコで行うことにしたものの、その準備の関係で年内の撮
影開始は困難だということだ。そしてラーマン監督の希望で
は、撮影は04年4月に開始して6カ月の撮影期間を予定して
おり、その後のポストプロダクションも考えれば、早くても
05年後半の公開になるということだ。          
 しかしデ=ラウレンティスは、この作品の製作には、1億
5000万ドルの製作費と、70人以上の台詞のある配役、そして
モロッコ国王ムハマド6世直属の軍隊を動員して大規模な戦
闘シーンの撮影を行うということで、桁違いのプロジェクト
になるとしている。                  
 また、この計画では、ラーマン監督の『ロミオ&ジュリエ
ット』に主演したディカプリオに加えて、『ムーラン・ルー
ジュ』に主演のニコール・キッドマンの共演が発表され、監
督の希望した配役が続々と決まることになりそうだ。   
 なおディカプリオは、会見で「僕が最も引かれるのは、複
雑なアレキサンダーのたキャラクターそのものだ」と語り、
また大王の母親オリンピア役を演じるキッドマンも、「私が
今までに演じたどんな女性とも違う、今の自分が最も前向き
に取り組むことのできる役柄」と、自分の演じる役について
語っている。                     
 いずれにしても、“Alexander the Great”がかなりの超
大作になるのは明らかなようで、仮に公開が1年以上離れる
にしても、ストーン監督の“Alexander”には、その前評判
に負けない覚悟が必要になりそうだ。          
 なお、“Alexander the Great”の製作は、ドリームワー
クスとユニヴァーサルの共同で行われるが、アメリカ以外の
配給はデ=ラウレンティスがコントロールしているようで、
カンヌ映画祭でのセールスが行われるということだ。   
        *         *        
 続いてはディズニー関連の話題をいくつか紹介しよう。 
 まずは、ジョナサン・フレイクス監督の“Thunderbirds”
(サンダーバード)の撮影は3月6日の開始されているが、
それに続いてアンダースン夫妻が製作した人形劇シリーズの
映画化の計画がディズニーから発表された。       
 今回計画されているのは“Joe 90”(スーパー少年ジョー
90)。68年の製作で、日本でもNET(現テレビ朝日)系で
同年に放送された人形のみによるスーパーマリオネーション
では最後の作品だ。                  
 物語は、他人の記憶を転写する装置の実験台となった少年
ジョーが、その装置の助けを借りながら、あるときはジェッ
ト戦闘機のパイロット、あるときはスピードレーサーなどの
転写された能力を駆使して、世界平和のために活躍するとい
うもの。設定ではジョーは9歳ということになっており、つ
まり『スパイキッズ』の元祖のような作品なのだ。    
 そして、すでに第3作の撮影が行われている“Spy Kids”
に続いて、MGMが製作した若年スパイものの“Agent Cody
Banks”も大ヒットを記録、こちらも続編の計画が発表され
ており、その流れに沿って今回の映画化が進められることに
なった模様だ。                    
 なお製作に当るのは、フォックスで配給されるコミックス
の映画化“The League of Extraordinary Gentlemen”な
ども手掛けているドン・マーフィ。イギリスの放送会社カー
ルトンTVが所有する権利に基づいて、イギリスのプロデュ
ーサーのスーザン・モントフォードと共に製作を担当するも
ので、計画ではまず脚本家の選考を進めることになっている。
 因に、マーフィとモントフォードは、以前に紹介したH・

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05月15日(木)
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