ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460436hit]
■第26回
今回はこのシリーズ全4作の映画化権が一括して契約され、
シリーズ化を目指して映画化が進められているものだ。また、
このシリーズでは、同時期に女性版の“The Bionic Woman”
(バイオニック・ジェミー)も放送されていた。
* *
もう1本テレビシリーズからの映画化で、ラリー・ハグマ
ンの主演で78年から91年まで続いた人気シリーズ“Dallas”
(ダラス)の映画化の計画が発表されている。
このシリーズは、60年代の『ペイトンプレイス物語』に匹
敵する典型的なソープオペラと呼ばれた作品で、何しろ放送
されていた14年間に総勢140人近い登場人物が入れ代わり立
ち代わりドラマを組み立てて行くというもの。
最近では『ER』などもこの手法をとっているが、『ダラ
ス』の場合は、街の権力者の座を狙う主人公JRを中心に、
これらの人々の人間模様が実社会さながらに描かれていた。
そして、特に80年シーズンの最後でJRが狙撃されて終った
時には、“Who Shot J.R.”ということで、次のシーズンが
始まるまで半年間の話題を独占したものだ。
まあ今で言う、クリフハンガーという奴で、『新・スター
・トレック』などでも毎シーズンの終りには、主人公が絶体
絶命だったり、銀河存亡に危機みたいな状況で終ったりして
いたのだが、その走りのような番組だ。
ということで、極めて話題性の高い番組だった訳だが、こ
の映画版を今回計画しているのはリジェンシー、そしてパー
トナーを組んでいるのが元ソニーのマイクル・コスティガン
という人物で、コスティガンはソニー時代に『チャーリーズ
・エンジェル』の映画版に関わっていたということで、その
手腕が期待されているようだ。
登場人物や物語などは一新されることになるが、当然JR
に相当する主人公と、その周囲にうごめく人々という構図は
代わるはずもない訳で、オリジナルの番組の放送中なら1エ
ピソードの映画化ということもできるが、単独の映画として
どのような展開になるのか、興味を曳かれるところだ。
* *
以下は、新しい情報をお伝えしよう。
新感覚の映画として大きな話題を呼んだ『マルコヴィッチ
の穴』のチャーリー・カウフマン脚本による新作“Eternal
Sunshine of the Spotless Mind”に、ジム・キャリー、
ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンストの共演が
発表されている。
物語は、主人公の男(キャリー)が、前の恋人(ウィンス
レット)との熱い想い出を消そうとするが、それを同僚の女
性(ダンスト)がじゃましてしまうというもの。つまり、カ
ウフマンお得意の人間の心理に関わる物語ということで、こ
れを如何に料理したか、そしてそれをどのようにキャリーの
キャラクターに合わせたかが興味を呼んでいるようだ。
監督は、カウフマン脚本で昨年の東京国際映画祭のコンペ
に出品された『ヒューマンネイチュア』のミシェル・ゴンド
リーが担当している。製作はフォーカス。
なおこの作品には、『スパイダーマン』で一気にブレイク
したキルスティン・ダンストが出演しているが、彼女は、現
在はリヴォルーション製作で、マイク・ニューウェル監督、
ジュリア・ロバーツ共演による“Mona Lisa's Smile”に出
演中で、その後の来年1月から本作の撮影に入り、続けて来
年春からコロムビア製作のシリーズ第2作“The Amazing
Spider-Man”ということだ。
しかし、実は彼女はミラマックスとの間で優先契約を結ん
でいて、その中では、黒沢清監督の『回路』を、ウエス・ク
レイヴン監督がハリウッドリメイクする“Pulse”への出演
という情報もあったのだが、そのほうは一体どうなってしま
[5]続きを読む
11月01日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る