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On the Production
by 井口健二
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■KNEECAP ニーキャップ、青春イノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE
=代々木第1体育館でのライヴの模様を中心に、彼女たちの
パフォーマンスやファンとの交流などが綴られる。
出演は「新しい学校のリーダーズ」のKANON、SUZUKA、RIN、
MIZYU。他にファンやマネージャーもちょこっと登場する。
監督は、ドキュメンタリー部分を彼女たちが出演した「THE
FIRST TAKE」やNHK「おかえり音楽室」などを手掛けてき
た清水恵介が担当。
また全体の製作総指揮と監督は、BTSやBLACK PINKのライヴ
映像なども手掛ける韓国CJ 4DPLEX所属のオ・ユンドンが担
当している。
正直に言って音楽には全く疎いもので、グループの名前は聞
いたことがあってもその楽曲などはほとんど聞いていなかっ
た。そんな状況で本作を観ていて彼女たちのパフォーマンス
には圧倒されるものはあった。
それはコンサート映像としてはしっかりと作られているし、
そこに挿入される彼女たち自身のインタヴューやファンたち
の発言、さらにはそれに関連したパフォーマンスなども上手
く作られた作品と言える。
とは言うものこれは正しくファンへの贈り物であって、僕の
ような通りがかりの観客には少し距離が置かれてしまう感じ
はした。もちろん本作はファン向けを目的としたものである
からそれでいいのだが…。
丁度直前に観た上記の『KNEECAP ニーキャップ』がファンで
はない僕にも何かをアピールしてきたのに比べると、少し物
足りない気はしてきたものだ。実際彼女たちの楽曲のテーマ
が強烈なだけに、その辺を少し描いても良かった気がした。
もちろん本作は彼女たちにとっては初めての作品なのだし、
それはファンオンリーで作られるのは当然のこと。ここから
第2作、第3作と進んだ時に何かが生まれてきたら面白いな
とも思わせてくれた。それくらいのポテンシャルは感じた。
因に試写会は2Dだったが、制作会社がCJ 4DPLEXというこ
とは4D版もあるのかな? それは試してみたいものだ。
公開は6月6日より全国ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社エイベックス・フィルムレーベ
ルズの招待で試写を観て投稿するものです。
06月01日(日)
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