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On the Production
by 井口健二
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■ロング・S、スピード・S/エクスト・J(テッド・B、ナイト・OS、コンプリシティ、花と雨、ファンシ、シグナル、ペット・S、ダウントン・A)
するというもの。しかし刑事は長官の圧力で交通課ひき逃げ
専門捜査班に転属となるが…。
その捜査班には妊婦の係長と頼りなさげな巡査がいるだけ。
ところがその巡査が現場で意外な洞察力を発揮。しかも彼ら
は会長が建設中のレースサーキットの周辺で起きた未解決の
ひき逃げ事件を追っていた。
斯くして内部調査課との繋がりを見出した女性刑事は未解決
事件を追って動き出すが、そこには巨大な罠が仕掛けられて
いた。
出演は、2010年2月紹介『今、このままがいい』などのコン
・ヒョジンと、2019年8月11日題名紹介『毒戦 BELIEVER』
などのリュ・ジョンヨル。他にチョ・ジョンソク、ヨム・ジ
ョンア、チョン・ヘジン、ソン・ソック、キム・キボム、イ
・ソンミンらが脇を固めている。
監督は、2013年7月紹介『サイコメトリー〜残留思念〜』の
脚本を手掛けたハン・ジュニ。武術監督として、2019年5月
12日題名紹介『無双の鉄拳』などのホ・ミョンヘンが参加し
ている。
2本目は、麻薬組織の壊滅を狙って張り込みをしていた落ち
こぼれ気味の捜査班が、組織の拠点の向かいに建つフライド
チキン屋を隠れ蓑に、店を経営しながら捜査を続けるという
奇想天外な作品。
しかもその店が大繁盛して、捜査どころではなくなってしま
うのだが…。これに警察内部の確執なども絡まってとんでも
ない顛末となって行く。
出演は2012年8月紹介『高地戦』などのリュ・スンリョン。
他にイ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン
らが脇を固めている。監督は2012年5月紹介『サニー 永遠
の仲間たち』の脚本を手掛けたイ・ビョンホン。
どちらもアクション中心の作品だが、前者はそれなりの推理
などもあってその点は面白い。対する後者はコメディの要素
も強く、あれよあれよという間に事件は勝手に解決してしま
うという感じかな。
それと後者では、撮影中に463羽が調理されたというフライ
ドチキンの描写も見事で、久し振りに丸亀の「骨付き鳥」が
食べたくなるという思いもした作品だった。
公開は『スピード・スクワッド』が12月13日より、『エクス
トリーム・ジョブ』が2020年1月3日より、いずれも東京は
シネマート新宿、大阪はシネマート心斎橋他で全国ロードシ
ョウとなる。

この週は他に
『テッド・バンディ』
    “Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile”
(ザック・エフロンが稀代の連続殺人鬼とされた男を演じる
実録ドラマ。先に登場はリリー・コリンズが扮するシングル
マザー。幼い娘をベビーシッターに預け外出したバーで2人
は出会う。そしてジュークボックスの音楽に誘われた2人は
彼女の家で一夜を過ごすが…。一緒に暮らし始めた2人は、
彼が他州で起きた連続殺人の容疑で指名手配されていること
を知る。さらに死刑を認める州の一つフロリダで逮捕された
彼は、テレビの全国中継という異例の裁判に向かうことにな
り、そこにはグルーピーも集まり始める。共演は2019年8月
18日題名紹介『クロール 凶暴領域』などのカヤ・スコデラ
リオ。他にジョン・マルコビッチ、ハーレイ・ジョエル・オ
スメントらが脇を固めている。作品は妻が発表した手記に基
づき、監督は2004年にメタリカのドキュメンタリーなどを手
掛けたジョー・バリンジャーが担当した。公開は12月20日よ
り、東京はTOHOシネマズシャンテ他で全国ロードショウ。)

『ナイト・オブ・シャドー-魔法拳-』“神探蒲松龄”
(ジャッキー・チェンが中国・清代の作者・蒲松齢に扮する
VFX満載のアクションファンタシー。作家は怪異短編集の
「聊斎志異」で知られ、映画ではその作家が「陰陽の筆」の
力を使って邪悪な妖怪たちを書物の中に封印して行くもの。
そして本作では、作家とその弟子が連続少女誘拐事件の謎を
追って2人の美女妖怪と対決する。しかしそこには蛇の妖怪
だった男の哀しい恋物語が隠されていた。中国の妖怪譚には
男女の悲恋を背景とするものが多いが、本作でもそれは踏襲

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11月17日(日)
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