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On the Production
by 井口健二
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■描きたい、が止まらない(トラさん、revisions、マイ・ジェネ、赤い雪、サイバー、あの日のオルガン、jam、喜望峰、マチルド、家へ帰ろう)
ムらが脇を固めている。お話的には上記の監督作品に通じる
ところもあって悪くはないが、最後の作品を家族に渡す展開
には何か捻りが欲しかったかな。ただ朝起きたら原稿が有り
ましたでは、話に無理があるように感じる。ここには何らか
の経緯が欲しいところだ。公開は2019年2月15日より、東京
はTOHOシネマズ日比谷他で全国ロードショウ。)
『revisions』
(2018年9月紹介『INGRESS THE ANIMATION』に続き2019年
1月よりフジテレビの深夜に放送される「+Ultra」の第2弾
作品。今回もエピソード1〜4を見せて貰った。物語は東京
渋谷駅を中心にした半径1qの範囲が未来に飛ばされ、その
行き着いた先の世界では人類の多くが死滅した状況で2つの
勢力が闘いを繰り広げていた、というもの。そこで予め啓示
を受けていた高校生5人の男女が闘いに巻き込まれるが…。
アイデアとしては映画化もされた楳図かずお原作の『漂流教
室』が思い浮かぶものだが、本作では未来人同士の戦いがあ
ったり、未来人と現代人との政治的な話もあるなど、物語に
は変化が付けられている。それにバトルスーツのようなもの
も登場して、全体はアクション志向の作品になっているよう
だ。でもまあそれが現在の日本アニメに求められているもの
なら仕方ない。ただし人類の選別などの捻りはあるのかな?
放送は上記の前作紹介に記したのと同様の体制で実施。)
『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』
“My Generation”
(2016年7月紹介『グランド・イリュージョン』などの英国
俳優マイクル・ケインが、1933年生まれの自らの世代が体験
した1960年代カルチャー「スウィンギング・ロンドン」を語
るドキュメンタリー。製作をケイン自身が手掛け、50以上の
インタビューを敢行したという本作では、ポール・マッカー
トニーを始め、ザ・フーのロジャー・ダルトリー(ピーター
・バラカン監修の字幕ではドールトリーと記されていた)、
女優のマリアンヌ・フェイスフル、モデルのツイッギー、フ
ァッションデザイナーのメアリー・クワントなど、様々な分
野の同世代人が発言し、さらにジョン・レノンやデビッド・
ボウイらのアーカイブ映像も登場する。まあ内容としては正
に懐かしものという感じだが、1970年以降のドラッグに関し
ては、ほぼ全員が実体験を踏まえて否定しているのは興味深
かった。公開は2019年1月5日より、東京は渋谷Bunkamura
ル・シネマ他で全国順次ロードショウ。)
『赤い雪 Red Snow』
(『オンディーヌの呪い』という30分の作品が2015年「SKIP
シティ国際Dシネマ映画祭」にて奨励賞を受賞している甲斐
さやか脚本・監督による長編デビュー作。雪が降り続く小さ
な村で1人の少年が姿を消す。それは吹雪の中を見え隠れす
る弟の後を追った兄が、アパートの角を曲がったところで見
失ったものだった。その後、住宅火災の現場から弟の遺体ら
しきものが発見され、アパートの住人でもあった女性に嫌疑
が掛かるが、女性は黙秘のまま釈放される。そして30年が経
ち、漆器職人となった兄の許に1人の男が現れる。男は女性
の娘で事件を目撃していたはずの女の居所を突き止めたと語
り、被害者の兄と容疑者の娘が30年を経て向き合うことにな
るが…。出演は永瀬正敏、菜葉菜、井浦新。他に夏川結衣、
佐藤浩市らが脇を固めている。映像の感覚は凄いが、物語は
少し言い切れていない感じがした。公開は2019年2月1日よ
り、東京はテアトル新宿他で全国順次ロードショウ。)
『サイバー・ミッション』“Reborn 解码游戏”
(「NEWS」の山下智久が海外進出を果たした香港作品。主人
公は韓流アイドルグループ「SUPER JUNIOR」の元メンバー=
ハンギョンが扮するオタク系プログラマー。彼はハッキング
を武器に世の悪に対抗するホワイトハッカーだった。そんな
彼にかつてハッキング対決で負かした相手が接触してくる。
それは新OSを巡る大仕事への誘いだった。そんな主人公に
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11月18日(日)
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