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On the Production
by 井口健二
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■未体験ゾーンの映画たち2016(SPY TIME −スパイ・タイム−、エリザベス 神なき遺伝子)
というよりはかなり真面目にヒトクローンの問題点を描いた
もので、それに絡まる諸々の事象も含めて監督らの真剣な眼
差しも感じられる作品だ。
ただまあ、個人的にはもう少しファンタスティックな展開を
期待してしまったもので、特に研究者が目指す高見の具体性
や、邸内に隠された存在との関連などは、もう少し丁寧に描
いても良かったのではと思ってしまう。
特に81分の上映時間(これは海外データベースも同じ)は、
何か全体に言葉足らずの感じもするところ。その辺をもっと
丁寧に描いても監督らが最終的に描こうとする本作の方向性
からも外れなかったと思うのだが。
とは言え本作はファンタジア映画祭の脚本賞受賞なのだが、
元々この映画祭は、2014年の作品賞が『太秦ライムライト』
で、今年は作品賞が『リアル鬼ごっこ』、脚本賞が『味園ユ
ニバース』なのだから、僕の感覚とはかなり違うものだ。
公開は1月16日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。
なお「未体験ゾーンの映画たち2016」ではこの2本を含めて
50作品が上映される予定で、東京は1月2日から、関西地区
はシネ・ルーブル梅田にて1月23日から開催される。
11月29日(日)
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