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On the Production
by 井口健二
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■パパ遺伝子組み換えってなぁに?、マッド・ナース/ブライド・ウェポン/ニンジャ・アベンジャーズ
確かに殺される男たちは馬鹿すぎるし、描写も過激で辟易す
るシーンも多かったかな。でもまあ好きな連中にはそれが堪
らないらしく、若い人のブログなどでは評価しているものも
見受けられたようだ。僕は年配の方に属するが。
出演は2010年3月紹介『エンター・ザ・ボイド』などのパス
・デ・ラ・ウエルタ。監督は2012年に『THE DAY ザ・デイ』
という近未来終末物の作品が公開されているダグラス・アー
ニオコスキーが担当した。
原題を観ると判るようにオリジナルは3Dで公開されたよう
で、それならそれでまた意味も分かるような作品だった。
それで以下の2本はサンプルDVDを借りて鑑賞したものだ
が、正直にはこちらの試写をしてくれた方が年配には理解が
され易かったのではないかと思ったところだ。
第2弾の『ブライド・ウェポン』は、新婚旅行で中米を訪れ
たカップルの男性が事故に遭い、救急車で搬送されたまま行
方不明になるというお話。そこには裏の組織が絡んでいて、
さらにその手は警察にも及んでいるらしい。
この事態に残された花嫁は、真面な刑事の助けも借りて夫の
行方を追うのだが状況はさらに悪化して行く。こんな展開が
も中米のジャングルの見事な景観なども背景に進んで行き、
さらにこの新婦がとんでもないアクションも繰り広げる。
主演は、全米女子格闘技界でトップクラスの人気・実力を誇
るというジーナ・カラーノ。彼女は、2012年スティーヴン・
ソダーバーグ監督『エージェント・マロリー』で主演、また
2013年5月紹介『ワイルド・スピード6』にも出ていた。
他に、2009年7月紹介『サブウェイ123』などのルイス・
ガスマン、2011年7月紹介『プリースト』などのカム・ジガ
ンデーらが脇を固めている。
監督は2013年1月紹介『ダーク・タイド』などのジョン・ス
トックウェル、脚本は1995年『Mr.ダマー』などのベネット
・イェーリンが担当した。
物語は後半になかなかの展開があり、それはフィクションと
して面白いものになっていた。正直、試写はこちらを観せて
貰った方が良かったのではないかと思えるものだ。
第3弾の『ニンジャ・アベンジャーズ』もアクションが主題
の作品。主人公は甲賀流忍法を習得したアメリカ人。彼は学
んでいた道場の跡取り娘と結婚し道場の隆盛するが、そんな
時、妊娠した妻が暗殺される。
その妻子の復讐を誓った主人公は、かつてのライヴァルであ
り、今やミャンマーの麻薬組織を牛耳る男の犯行との確証を
掴み、単身男の居るミャンマーの奥地へと乗り込むが、そこ
には男の率いる軍団が待ち構えていた。
主演は柔道などの格闘技を極めたスタントマンで、アクショ
ン俳優として2012年9月紹介『エクスペンダブルズ2』など
にも出演するスコット・アドキンス。共演に2007年8月紹介
『ローグ・アサシン』などのケイン・コスギ。
さらに日本から2011年9月紹介『牙狼<GARO>』などの
肘井美佳、2012年10月紹介『北のカナリアたち』などの菅田
俊らが出演している。
こちらの話の捻りは、ちょっと捻りすぎかなとも感じたが、
本作ではアドキンスが唇を切ったまま演技をしているなど、
本気の感じが伝わってくる。物語上はそんな演出は不要なの
で、これは組打ちが過って入ってしまったのかな。
コスギも思い切りアクションを展開しているようで、これは
真剣勝負の作品のようだ。
公開は、第1弾が2月28日から、第2弾、第3弾は3月28日
からで、東京はヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順
次ロードショウとなる。
02月15日(日)
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