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On the Production
by 井口健二
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■第51回
息子役のデイヴィッド・ドーフマンの再登場が発表されてい
る他、脚本は前作と同じアーレン・クルーガーが担当してい
る。しかしその内容は、ドリームワークスによって厳重に機
密保持されており、印刷物はすべて暗号化されたものしか持
ち出せないということだ。               
 一方、監督は、前作のゴア・ヴァビンスキーに替ってコマ
ーシャル出身のノアム・モロの起用が発表されている。因に
モロは“Got Milk?”と題されたダークな雰囲気の牛乳のコ
マーシャルで話題になり、それが今回の抜擢に繋がったとの
こと。この他にナイキやフォルクスワーゲンなどのコマーシ
ャルを担当し、今年のカンヌ広告映像祭では3部門で受賞の
他、アメリカ監督協会のコマーシャル部門も受賞している。
 なお、1月から撮影される映画の公開は、来年11月の予定
になっている。                     
        *         *        
 一方、1998年に当時のアムブリンで製作された『マスク・
オブ・ゾロ』の続編の計画も発表され、この続編には、アン
トニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アン
ソニー・ホプキンスの再登場と、マーティン・キャンベル監
督の再登板も発表されている。             
 この前作は、特にゼタ=ジョーンズがブレイクした作品と
して知られるが、これを見たマイクル・ダグラスが一目で彼
女と結婚したいと言い出し、その後2年間のアプローチでつ
いに念願を果たしたという伝説も生み出した作品だ。   
 そしてこの続編も、前作の公開直後から話題になっていた
ものだが、特にこの続編にはキャンベル監督が常に中心とな
って計画が進められていた。しかし製作者たちの期待に応え
る脚本が中々得られず製作に至らなかったものだ。    
 その計画に今回は、テレビシリーズ“Alias”の製作総指
揮を手掛けるロベルト・オーチとアレックス・カーツマンが
執筆した強力な脚本がもたらされ、一気に製作が決ったとの
こと。この作品も来年春からの撮影が予定されている。  
 因に監督のキャンベルは、アンジェリーナ・ジョリー主演
の『すべては愛のために』の全米公開が始まったところで、
これから準備を本格的に行えるようだ。また、ゼタ=ジョー
ンズは新作の撮影を完了しており、バンデラスはブロードウ
ェイのミュージカルに出演中だが、これらも含めてスケジュ
ールの調整は万全なようだ。              
 なお、続編の製作発表はコロムビア=ソニーの単独で行わ
れており、『メン・イン・ブラック2』のようにアムブリン
が復活することはないようだ。             
        *         *        
 お次は前編の話題で、来年の公開を目指してワーナー傘下
のモーガン・クリークで進められている『エクソシスト』の
前日譚“Exorcist: The Beginning”の製作で、当初監督を
担当していたポール・シュレイダーが降板し、引き継いだレ
ニー・ハーリンの下で6週間の再撮影を行うことが発表され
ている。                       
 1973年のアカデミー賞で作品賞を含む10部門にノミネート
され、脚色及び音響部門に輝いた第1作からは、77年と90年
に続編が製作されているが、本作は第1作でマック・フォン
・シドーが演じたメリン神父の事件に至るまでの足跡をたど
るもの。第1作のプロローグや第2作で描かれたアフリカの
遺跡調査での神父と悪魔との最初の遭遇の物語だ。    
 そしてこの作品の撮影は、昨年11月11日に開始され、今年
3月にはVariety紙に撮影終了の広告も掲載されて、来年2
月公開に向けてのポストプロダクションが行われていた。と
ころが9月になって、シュレイダーと製作会社との間で創造
上の意見の相違が発覚し、ポストプロダクションの半ばで監
督の降板としてしまった。               

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11月15日(土)
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