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On the Production
by 井口健二
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■第42回
まあ、どちらかと言うと、映画ではまだトップクラスとは
呼べない配役が揃えられた感じだが、バトラーとドライヴァ
はロンドン・ウェストエンドでの舞台経験も積んでいるよう
で、実力のある俳優が選ばれているということのようだ。 
 なおヒロインを演じるロサムは、クリント・イーストウッ
ド監督で今年のカンヌ映画祭に出品された“Mystic River”
にも出演しているそうだ。また、ドライヴァの次回作には、
一時クリスティーヌ役が報じられていたアン・ハサウェイの
相手役で出演した“Ella Enchanted”の公開が控えている。
映画化は、ジョエル・シュマッチャーの監督で、9月15日
にロンドンのパインウッドスタジオでの撮影が開始されるこ
とになっている。                   
        *         *        
 お次は待望の情報で、昨年10月1日付のこのページ第24回
でも紹介した“The Hitchhiker's Guide to the Galaxy”の
映画化について、製作側の最終的な布陣が発表された。  
 それによると、一時監督が予定されていたジェイ・ローチ
は製作に専念することになり、監督にはイギリスのコマーシ
ャルやミュージックヴィデオで実績を挙げているハマー&ト
ンというチームが映画デビューを飾ることになっている。 
 なおこのチームは、脚本監督のガース・ジェニングスと製
作のニック・ゴールドスミスの2人が結成しているもので、
その実力はミュージクヴィデオで実証済みということだ。そ
して彼らは、すでに計画に参加しているケアリー・カークパ
トリックと共に、原作者ダグラス・アダムスの遺稿に基づく
脚本を仕上げ、撮影に臨むことになっている。      
 因に、製作を担当するスパイグラス社では、カークパトリ
ックが完成させた脚本を、一旦は『マルコヴィッチの穴』の
スパイク・ジョーンズに預けたものの、最終的にイギリス人
のチームに委ねることにしたということだ。また、彼らも、
幾多のハリウッドからの映画監督への誘いを断わり続けてい
たということで、結局のところはイギリス人の力を結集した
作品が作られることになりそうだ。           
 物語は、宇宙航路建設のため人類もろとも地球が破壊され
た後の世界で、唯一人の生き残りとなった主人公が、変な異
星人やロボットと共に旅を続けるというコミック・ファンタ
シー。原作は、最初はイギリスBBCラジオで放送され、そ
の後、小説化やテレビ化、ヴィデオゲームにもなっている。
        *         *        
 続いては続編の話題で、まずはこのページの第31、32回で
紹介した『オーシャンズ11』の続編“Ocean's Twelve”の映
画化が、来年2月にローマで行われることが発表された。 
 この発表は、主人公のオーシャン役を演じるジョージ・ク
ルーニーがローマを訪れて行ったもので、同時にクルーニー
は、ローマ市の医療機関に対して10台のスクーターを寄付、
心臓病などの患者の元へ医師を迅速に派遣するために活用し
てもらうことにしたということだ。           
 クルーニーは、元々『ER』で人気を得たことから、医療
問題にも関心が高いのかも知れないが、わざわざローマ市を
選んでこういう寄付を行ったことには何か理由があるのだろ
うか。一方、この寄付に対してローマ市からは、市の鍵がク
ルーニーに贈られたということで、これで市内でのロケーシ
ョン撮影も自由に行えるということだろうか。      
 なお、続編には『11』に登場した全員が顔を揃えるという
ことだが、全員との契約はまだ結ばれていないという情報も
あり、特に『11』の後に出演料が高騰したメムバーもいると
いうことで、さてどうなりますか。           
 物語は、第32回で紹介したように、2人の泥棒が1人の女
性に恋をしてしまうというもので、元々はブラッド・ピット
とチョウ・ユン=ファの共演でジョン・ウーが監督する計画

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07月01日(火)
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