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On the Production
by 井口健二
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■第31回
べきだろう。
* *
というところで続いては、アカデミー賞の予備候補の情報
を紹介しておこう。この予備候補については、前々回長編ア
ニメーション作品賞部門の予備候補を紹介したが、今回は技
術部門の内で、視覚効果賞と音響編集賞の予備候補が発表さ
れている。
まず、視覚効果賞の予備候補は、『秘密の部屋』『二つの
塔』『MIB2』『マイノリティ・リポート』『スパイダー
マン』『クローンの攻撃』『XXX』の7作品。
また、音響編集賞の予備候補は、『秘密の部屋』『二つの
塔』『マイノリティ・リポート』『ロード・トゥ・パーディ
ション』『スパイダーマン』『ワンス・アンド・フォーエバ
ー』『XXX』の7作品。これらの中からそれぞれ3作品が
最終候補として選ばれるはずだ。
ここで両方の候補を比較してみると、音響編集賞では『M
IB2』『クローンの攻撃』が抜けている訳だが、『スター
・ウォーズ』シリーズは、第1作と『帝国の逆襲』が受賞。
他の2作も最終候補に挙がっており、今回の予備候補からも
落選というのは意外だった。
音響関係ではもう一つ音響効果賞というのもあって、そち
らは大丈夫だろうが。毎年の波状攻撃で迫る『ハリー・ポッ
ター』『ロード・オブ・ザ・リング』に比べると、シリーズ
全体の勢いが陰っているような感じもする。
そしてその感じで言うと、視覚効果賞の方も、『秘密の部
屋』『二つの塔』『スパイダーマン』の3本が最終候補の呼
び声が高く、前作で最終候補に残りながら『マトリックス』
に受賞を許したのに続く屈辱になる可能性がある。ただし、
『秘密の部屋』が受賞すればILMの成果ということには成
るのだが…。
最終候補の発表は2月11日だ。
* *
以下は、製作情報を紹介しよう。
まずはちょっと古くなったが、昨年の11月中旬にコロムビ
アから、『XXX』のロブ・コーエン監督で“Warrior”と
いう計画が発表されている。
この作品は、コンピュータ制御の進められたジェット戦闘
機が、搭乗パイロットの操縦を無視して暴走を始めるという
もので、『ワイルド・スピード』などで見せたメカフェチの
コーエン監督の面目躍如という感じの物語。なお製作には、
『スパイダーマン』のローラ・ジフキンが当ることになって
いる。
コンピュータ制御のジェット戦闘機というと、日本でも神
林長平原作『戦闘妖精・雪風』の映像化が進んでいるようだ
が、恐らくは徹底的にドライに描くはずのコーエン作品との
比較も面白そうだ。脚本は、W・R・リッチャー。
なおコーエンとコロムビアの計画では、先にザ・ロック主
演による“KIng Kamehameha”が発表されていたが、今回の
発表では“Warrior”が次回作になるということだ。そして
この作品の後には、ヴィン・ディーゼル主演による“XXX”
の続編が予定されている。ということで、ザ・ロックの主演
作はちょっと先になりそうだ。
* *
続いては競作の話題で、前々回レオナルド・ディカプリオ
の話題の中で触れた「アレキザンダー大王」の生涯を映画化
する計画が相次いで動き始めた。
この競作については第11回でも紹介したが、その後に計画
は再編成され、以前の記事でのディノ・デ・ラウレンティス
製作の計画“Alexander the Great”と、ディカプリオ主演
の計画が合体され、結局、テッド・タリーの脚本を、ディカ
プリオの主演で、バズ・ラーマンが監督することになってい
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01月15日(水)
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