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On the Production
by 井口健二
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■第26回
たのかというと、これはたぶん他人にこれらの題名を登録さ
れるのを嫌ったのだろう。しかもこの提出が2000年4月とい
うことは、ちょうど映画の第1作の製作が佳境で、その頃に
先を見越した動きがあったことは想像できるところだ。とは
言えちょっと混乱を産む原因にはなってしまったようだ。
もっともワーナーは、当初はシリーズの映画化権を第4巻
までしか契約していなかったとも伝えられているし、作られ
た映画をシリーズ化する権利は映画会社側にも発生するよう
だから、もしかするとそういうための準備だったのかも知れ
ない。従って原作本が7巻で完結しても、映画はもっと続く
という可能性は捨て切れないようだ。
なお、映画化の第2作“Harry Potter and the Chamber
of Secrets”の公開は、11月末に全世界一斉で行われる予定
だが、それに続く第3作“Harry Potter and the Prisoner
of Azkaban”の製作は、以前から紹介しているようにアルフ
ォンソ・クアロンの監督で来年春から開始の予定で、その公
開は再来年の夏ということになるようだ。
そして第4作“Harry Potter and the Goblet of Fire”
の製作に関しては、まだ具体的には始まっていないが、最近
のクリス・コロンバスの発言では、主演の3人を替えるかも
知れないということも言っているようだ。つまり映画製作が
毎年ではなくなるので、俳優の年齢が合わなくなるというの
が発言の主旨のようだが、シリーズ延長の話も含めてちょっ
と気になるところだ。
と、ここまでの記事を書いたところで、ダンブルドア校長
役のサー・リチャード・ハリスの訃報が届いた。元々全7作
への出演は自信がないとも語っていたが、第2作の撮影中か
ら病状はかなり厳しかったということで、それを踏まえると
上のコロンバスの発言も別の側面を見せ始めるが、とりあえ
ずは第3作へ向けての校長の配役に注目が集まることになり
そうだ。
* *
続いては、第6回でも紹介したユニヴァーサルとミラマッ
クス傘下のディメンションの共同で進められている70年代の
人気テレビシリーズ“The Six Million Dollar Man”(600
万ドルの男)の映画化が、具体化し始めた。
今回発表されたのは脚本家で、この脚本にトレヴァー・サ
ンズという若手が抜擢され、しかも監督も任されることにな
りそうだ。
この脚本については、以前ユニヴァーサル単独ので進めら
れていた当時に、ケヴィン・スミスによるものが完成されて
いたはずだが、シリーズ化を目指すディメンションにとって
は物足りなかったということだ。そこに新たにサンズのアイ
デアが提案され、これがディメンションの幹部曰く、「創造
性とオリジナリティに溢れた最高の出来映えだった」という
ことで、一気に抜擢が決まったものだ。なお題名は、時代に
合わせて“The Six Billion Dollar Man”(60億ドルの男)
になるようだ。
またこの計画には、ケヴィン・スペイシー主宰のトリガー
ストリート・プロダクションの参加が発表されており、とい
うことはつまりスペイシーの主演ということになりそうだ。
因にサンズは、脚本監督した“Inside”という短編が各地
で賞を受けるほど評価されており、またメイス・ニューフェ
ルドの製作でデイヴィッド・ブリン原作のスペース・オペラ
“Startide Rising”や、フェニックスでルディ・ラッカー
原作のサイヴァー・パンク小説“Software”、さらにビーコ
ンで“Repairman Jack”などの脚色も手掛けている。
なお、オリジナルのテレビシリーズについては、以前にも
紹介したようにマーティン・ケイディンの小説“Cyborg”を
原作としたもので、ケイディンはさらに“Operation Nuke”
“High Crystal”“Cyborg IV”を発表している。そして
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11月01日(金)
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