ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460436hit]
■第22回
向かうことになる。
そしてついに長年の企画が実現されることになったという
訳だ。なお“Freddy vs.Jason”の製作は『ジェイソンX』
に続いてカニンガムが当る。ここで敢えてフレディの名前を
前にしている辺りに、カニンガムの思いやりが感じられると
ころだ。脚本はマーク・スイフトとダミアン・シャノン、監
督には香港出身のロニー・ユが起用され、9月9日にカナダ
のヴァンクーヴァで撮影開始となっている。
という新作だが、さらにこの作品にブラッド・レンフロの
主演が発表された。『依頼人』などではナイーブな演技が売
りのレンフロだが、2大殺人鬼に挟まれて、果たして彼はエ
ンドクレジットまで生き延びられるのだろうか…、というと
ころだ。なお、フレディ役はシリーズ全作でこの役を演じ、
今度で8回目になるロバート・イングランドだが、ジェイソ
ン役については8月中旬の発表では未定となっていた。9月
9日の撮影開始ではそろそろ決まっているはずだが、何か隠
し玉が用意されているのかも知れない。
なお新作のストーリーについては全く明らかにされていな
いようだが、まさか『ジェイソンX』の続きという訳には行
かないだろう。しかしカニンガムが一体どんな仕掛けをして
くることか、あの『ジェイソンX』の後だけに期待が膨らむ
ところだ。
* *
お次は、リメイクというか、71年に発表されたサム・ペキ
ンパー監督の問題作『わらの犬』(Straw Dog)に基づく
“Fear Itself”という作品を、『サイアム・サンセット』
のジョン・ポルスン監督で製作する計画がミラマックスから
発表された。
この作品では、元々はゴードン・ウィリアムスという作家
による“Siege at Trenchers Farm”という原作があるよう
だが、71年の映画化では、ダスティン・ホフマンとスーザン
・ジョージ扮するアメリカ人の学者の夫妻がイギリスの片田
舎に引っ越してくる。しかし村人とのちょっとした行き違い
から対立が始まり、最初は嫌がらせ程度から、最後には集団
暴行に至るというもの。特にその中での妻に対するレイプシ
ーンのリアルさで物議を醸したが、実は村人側を描くことを
ほとんど排したことで、恐怖感を見事に高めた脚本と演出も
高く評価されたものだ。
なお、オリジナルの撮影はイギリスで行われたが、物語か
らお判りのように、イギリスでは特に問題となり、実はアメ
リカ公開から30年経った最近になって、ようやくヴィデオで
の初リリースが行われたということだ。
そしてこの作品に基づく新作が計画されている訳だが、今
回のストーリーでは、主人公のカップルはニューヨークから
メイン州に引っ越してくることになるようだ。またこの脚本
をスチュアート・ブラムバーグが執筆している。なおブラム
バーグは、『僕たちのアナ・バナナ』などのエドワード・ノ
ートンが監督主演する“Keeping the Faith”の脚本も手掛
けているが、この作品の製作を担当したホーク・コッチと、
ブランバーグ、それにノートンが今回の“Fear Itself”の
製作を担当するようだ。
また、今回の作品について製作者のコッチは、「独自性の
ある作品だが、恐怖を題材にした作品であることは認める。
フィンチャーの『パニック・ルーム』や、シャマランの『サ
イン』の観客に受け入れられる作品になるだろう。その方面
でのポルスンの手腕に期待する」としている。
因に、ブラムバーグとノートン、それに監督のポルスンは
同じエージェントに所属しているようだ。また『サイアム・
サンセット』は、今年の9月6日にようやくアメリカ公開が
行われるそうだ。
* *
[5]続きを読む
09月01日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る