ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460442hit]
■第18回+DRIVE、クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
される“Tulip”や、ワーナー製作の“Amanda's Wedding”
などの作品も手掛けている。
* *
お次は、第1回で紹介したユニヴァーサル製作、ヴィン・
ディーゼル主演の『ピッチ・ブラック』の続編で、この脚本
と監督をオリジナルと同じデヴィッド・トゥーヒ−が手掛け
ることになり、さらに複数の作品を作る計画が発表された。
この計画については、第1回ではトゥーヒーに代ってデヴ
ィッド・ハイターが脚本を担当すると紹介したものだが、実
はこの時トゥーヒーには、ミラマックスで“Below”という
ゴーストストーリーを監督する計画があり、またハーラン・
エリスン原作の“Demon With a Hand of Glass”という作
品の脚色監督の計画もあって、これらの準備のために続編へ
の参加が見送られたとされていたものだった。
しかしその後、これらの計画はいずれも中断されることに
なり、一方、ユニヴァーサル側は、ハイターと、さらに『ビ
ューティフル・マインド』のアキヴァ・ゴールズマンにも依
頼して、“The Chronicles of Riddick”と題された続編の
脚本を書かせたものの、主人公の魅力を充分に活かせなかっ
たということだ。
そこで改めてトゥーヒーへの要請となったようだが、実は
トゥーヒーは最初から3部作を狙っていたようだ。因にトゥ
ーヒーの証言によると、「2年前に続編の企画書を提出して
いたのだが、当時会社側はそれを取り上げてくれなかった。
しかしその後の『ロード・オブ・ザ・リング』のヒットで、
複数の続編という考えに賛同を得られるようになった」とい
うことで、主演のディーゼルもシリーズ化を理解していると
いうことだ。そしてついにトゥーヒーが復帰を決断したとい
うことで、これでオリジナルと同じ体制での続編の製作が実
現されることになりそうだ。
ということで、続編は少なくとも2本が製作されることに
なるようだが、その1本目は“Riddick”という題名で、内
容は第1回で紹介したように『ピッチ・ブラック』の前日譚
になるということだ。夜目の利くアンチヒーロー、リディッ
クが一体どんな冒険を繰り広げるのか、非常に特殊な設定だ
けに、オリジナルのアイデアを生み出したトゥーヒーには誰
も太刀打ちできなかったということだろう。
* *
もう1本は、前回、試写会で見た作品を紹介した『トータ
ル・フィアーズ』(The Sum of All Fears)の続編で、原
作者のトム・クランシーがシリーズの新作を発表、この作品
が次の映画化の原作になりそうだ。
クランシーが描くジャック・ライアンの活躍はすでにかな
りの数の小説が発表されているが、実はこの8月に最新作の
“Red Rabbit”が出版されることになっている。そしてこの
新作の全容はまだ発表されていないが、情報では映画化され
た第1作の『レッドオクトーバーを追え!』の前日譚で、当
時のソ連のエージェントがローマ法王の暗殺を企むというも
のだということだ。
そこで今回の映画化で、ベン・アフレックが演じたジャッ
ク・ライアンは前回紹介したように駆け出しの情報分析官と
して描かれている訳で、これはちょうど話が合ってしまうの
ではないかという観測が成り立つのだ。もちろん映画化に当
って物語の現代化は必要だろうが…。映画シリーズ製作者の
メイス・ニューフェルドはすでに新作の映画化権の契約をし
たというとで、同時に製作総指揮にはクランシーが加わるこ
とは間違いないところだから、これはこの新作が次のライア
ンの活躍になる可能性はかなり高いといえそうだ。
因にパラマウントでは、『トータル・フィアーズ』にも登
場したジョン・クラークが活躍する“Rainbow Six”の映画
化も進めているが、以前に計画されていたライアンシリーズ
[5]続きを読む
07月01日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る