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On the Production
by 井口健二
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■第1回+スポット、ジェヴォーダンの獣、6週間、ハートブレイカー、うつくしい人生、カラー・オブ・ペイン
作も大ヒットしたマイク・マイヤーズ脚本主演の人気シリー
ズの第3作で、多分これが完結編となる“Austin Powers 3:
Goldmember ”の計画が発表されている。
この題名については、『007/ゴールドフィンガー』の
パロディであることは言うまでもないが、実は昨年の6月頃
から噂にはなっていた。そして今年の2月には、マイヤーズ
とニューライン・シネマとの間で、実現したら2500万ド
ルまたは配給収入の21%という契約が結ばれたことも報告さ
れたが、この時点でも、実現の可能性は全てマイヤーズとマ
イクル・マクーラーによる脚本の出来次第とされていた。
その脚本がこのほど完成し、製作のニューラインが正式に
ゴーサインを出したもので、マイヤーズと前2作も担当した
監督のジェイ・ローチは、他で進行中だった計画を全て中断
して、本作の撮影を11月中旬に開始、来年7月26日の全米公
開を目指すとしている。
物語は別段発表されてはいないが、マイヤーズは前2作と
同様、主人公のパワーズと、敵役のドクター・エヴィル、フ
ァット・バスタード、さらに今回のタイトルロールのゴール
ドメンバーも演じるということだ。また、ミニミー役のヴァ
ーン・トロイヤー、ドクター・エヴィルの息子役のセス・グ
リーン、それにナンバー2役のロバート・ワグナーとロブ・
ローの再登場もほぼ決定されている。
さらにエリザベス・ハーレー、ヘザー・グラハムに続くパ
ワーズの第3の恋人役には、ポップグループ=ディスティニ
ー・チャイルドのビヨンス・ノーウェルの出演が発表されて
いる。前の2人はそこそこ実績のある女優だったが、今回歌
手を抜擢したのはどういう目論見があるのだろうか。なお、
前作のグラハムは、第2作のハーレーと同様にカメオで出演
するということだ。
また共演者には、マイクル・ケインの登場も発表されてい
る。ケインは2度のオスカー受賞者でもあるが、元々は65年
の『国際情報局』(The Ipcress File:監督シドニー・J・
フューリー)、66年の『パーマーの危機脱出』(Funeral in
Berlin:監督ガイ・ハミルトン)、67年の『10億ドルの頭
脳』(Billion Dollar Brain:監督ケン・ラッセル、監督の
豪華さを見よ)と続いたレン・デイトン原作のスパイシリー
ズで、主人公のハリー・パーマー役を3作に亙って務めた実
績がある。今回は英国海軍のスペシャリストという役柄のよ
うだが、一時期パワーズの父親役として交渉されていたショ
ーン・コネリーの代役の可能性もありそうだ。この他に、現
ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンにも出演交渉が
進められているという情報もあるようだ。
いずれにしてもマイヤーズとローチは、この作品を完結編
として、目一杯の力を注ぐと意気込みを表明している。
* *
後半は短いニュースをまとめておこう。
まずはリメイクの情報で、ロアルド・ダールの原作による
『チョコレート工場の秘密』(Charlie and the Chocolate
Factory)を映画化した“Willy Wonka and the Chocolate
Factory”(71年製作:未公開)をワーナーでリメイクする
計画に、『スチュアート・リトル』のロブ・ミンコフ監督の
参加が発表され、一気に実現に動き出す可能性が出てきた。
オリジナルはジーン・ワイルダー主演、アンソニー・ニュ
ーリー作曲の‘Candy Man’が挿入されるなどのミュージカ
ル仕立ての作品で、『スパイ・キッズ』のロベルト・ロドリ
ゲスが手本にしたというお子様向けのファンタシー作品。以
前にヴィデオで見たことがあるが、ダールが脚色も担当して
いて、原作同様の奇想天外な空間が映像化される共に、ダー
ル特有の皮肉たっぷりの物語が展開していた。これをミンコ
フがどのようにリメイクするか楽しみだ。
お次はテレビの新シリーズも始まった“Star Trek”の劇
場版で、第10作となる“Star Trek: Nemesis”のVFXを、
『アポロ13』などのディジタル・ドメインが担当することが
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10月22日(月)
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