ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File125】スペイン内戦勃発70周年・・・誰がために鐘は鳴るなり豆戦車C
日本各地に大きな被害をもたらした梅雨の大雨・・・被害に遭われた方々には深くお見舞い申し上げます。そんな中、全く以って不謹慎ながら、天候に伴う過ごし易い涼しい夜のお陰で、不覚にも夏風邪をひいてしまいました・・・歳を取ると、全く風邪の治りも遅くなるもので・・・やっとの事で観戦記の続きに取り掛かる事が出来た次第です。さて、お陰様をもちまして我が戦争映画観戦記も何とか125回目を迎える事が出来ました。嘗ては25回連載する事に、その節目として戦車突撃章≠掲げておりましたが、何せ前回の100回目連載が2003年12月15日・・・なんと2年半も前・・・それ以前の更新頻度に比べると、如何に更新遅延しているかが身に染みております・・・(汗。まぁそんな前置きはこれくらいにして、前回に引き続き『誰がために鐘は鳴る』の幻の戦車≠フ一席・・・今回も早速行ってみましょう・・・それでは【開演ブザー】・・・携帯電話の電源はお切り下さい・・・【いつもの如く文中の様々な書き込みには資料的価値は全くありません・・・(^o^;A】
【鐘鳴戦車一号=幻の戦車?≠ヘ二度死ぬ!】
前回までの荒筋・・・戦略的要衝の鉄橋を巡るクライマックスの場面で、民兵ゲリラのラファエル氏による捨て身の攻撃によって撃破された鐘鳴戦車一号・・・の残骸は、道路を封鎖し後続部隊の進撃を妨害する破目に・・・そこで鐘鳴戦車二号の体当たりにより、哀れ真ッ逆さまに谷底へ・・・。そして遂にファシスト叛乱軍機械化部隊の進撃が再開された・・・
検証シーン(28)・・・鐘鳴戦車一号の残骸を路上から排除した後、進撃を再開した鐘鳴戦車二号・三号・四号とファシスト叛乱軍機械化部隊・・・このシーンでは謎の戦車の動向は不明です。鐘鳴戦車二号のM3軽戦車系列独特の大型誘導輪の形状が良く解りますが、それにしても車体後部上方のエンジンルームを被った謎の構造物の正体は?あれ?道路右側の小屋って今まであったっけ・・・警備兵の詰所かな?いや詰め所は確か谷底の川辺にあったはず・・・ですが。
検証シーン(29)・・・後続する鐘鳴戦車三号・四号。ルノーFT17戦車系独特の足回り走行装置が良く解る場面です。鐘鳴戦車四号は砲塔を後方に回し、砲塔後部のハッチを開放している様に見えます。後続する歩兵を載せたトラックもはっきりと見えてきました。残念ながらトラックの型式は不明です。なんとなくイタリア軍のトラックに似ていると思うのですが・・・
検証シーン(30)・・・鐘鳴戦車四号の開放された砲塔後部のハッチから、乗員の顔らしきものが確認出来ます。後続するトラックの運転席は独特な形状で興味深いです。このトラックの型式名称をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さい!その後方に後続する車両も微かに見えて来ました。
検証シーン(31)・・・民兵ゲリラたちの待ち伏せ攻撃をかわして、渓谷沿の山道を鉄橋に迫るファシスト叛乱軍機械化部隊・・・その先頭を進撃するのは・・・良く見ると、なななぁんと戦車は四輌います!あの幻の戦車が再び出現しました・・・鐘鳴戦車二号の前にはっきりと映っています!
検証シーン(32)・・・場面が少し大写しになり幻の戦車の姿が明瞭に確認出来ます。後続する型式不明のトラックは、どうやら六輪(後部四輪はダブルタイヤかも?)の様です。
検証シーン(33)・・・シーンが変わると、何故か先頭にいるはずの幻の戦車を差し置いて、いきなりアップで登場するのが鐘鳴戦車二号です。車体前部や正面操縦席前方装甲バイザーハッチ・展視孔など何となく形状がおかしいです・・・前方機銃も装備されてないし・・・ざっと見た限り、車体上部構造物は、砲塔も含めて全て撮影用の作り物かもしれませんな。
検証シーン(34)・・・検証シーン(33)から続く一連のシーン。鐘鳴戦車二号の側面の様子が良く解ります。M3戦車系列の操縦席前方装甲バイザーハッチとは、明らかに異なり、如何にも現場で急いで加工したって風な二段型の展視孔になってます。
検証シーン(35)・・・検証シーン(34)から続く一連のシーン。いよいよ戦闘態勢に入り、操縦席前方ハッチを閉める鐘鳴戦車三号・四号。更に鐘鳴戦車四号は砲塔を旋回させ、主砲を前方に向け直しています。
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07月25日(火)
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