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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File122】スペイン内戦勃発70周年・・・誰がために鐘は鳴るなり豆戦車@
まだ梅雨も明けきらないというのに、既に何日も真夏日並みの気温の日が続いております。しかも世の中では物騒な事件ばかり・・・秋田では、やはり事件が起きた当初に誰もが想像した通りの結末となりつつあり、北の将軍様の打ち上げ花火は全世界的に批難されたにも関わらず、将軍様にとっては何処吹く風・・・世界一の共産党大国も、実は将軍様を持て余しているのではないでしょうか・・・全く以って厭な世の中になって来たものです。さて話変わって、実は『血戦奇襲部隊』を題材とした前回の観戦記は、ご存知の通り事情があって一度はボツとなった観戦記企画だったので、今回観戦記として新たに発表するに当り、以前書きかけの原稿を補完しつつ発表しております。そして、その補完の過程で、新しい資料や関連する幾つかの作品を調べ直したのですが、その中で幾つもの興味深い事柄を発見しました。そんな訳で今回の観戦記は、それら闇に埋もれかけた真実≠ノ光を当てさせたいと思います・・・それでは【開演ブザー】・・・携帯電話の電源はお切り下さい・・・【いつもの如く文中の様々な書き込みには資料的価値は全くありません・・・(^o^;A】
【やっぱり豆戦車が好きでしょ!】
世に戦車(模型)マニアは多かれど、その殆んどがドイツ軍戦車が好きだとか米軍や旧ソ連軍の戦車が好き・・・尚かつティーガー戦車が好きだのパンター戦車が好きだの、T34が良い、M4シャーマンが一番・・・一歩譲って英軍や日本軍、そしてイタリア軍の戦車がたまらん・・・等々と言った方々であろう事は明白であります。戦史を彩った数々の名戦車たちの影で、名も知れず歴史の闇に消えていった数々の戦車たちの姿があった・・・って、それじゃ前回の観戦記と同じ出だしだよッ!・・・第一次大戦の欧州戦線で登場した戦車は、現代に至っては、分類的にほぼMBT(Main Battle Tank/主力戦闘戦車)に統一されつつあります(一部偵察専門用途の戦車があるくらいでしょうか)。第一次大戦で英軍の開発したMk.T型戦車以降、世界各国において様々な型式の戦車が開発されました。各国での主要分類的には、重戦車・中戦車・軽戦車の三種類(それに加えて各種火器を搭載した自走砲戦車)・・・この内、重・中戦車は現代のMBTに、また軽戦車が偵察戦車へと発展して行きます。戦車誕生国である英国では、巡航戦車・歩兵戦車・軽(偵察)戦車と言った各国とは少し異なった分類に分かれますが、やがて各国同様に巡航戦車・歩兵戦車が統一されてMBTへと進化して行きました。また第二次大戦中の欧州戦線では独ティーガー戦車や露JS戦車、米M26パーシング戦車の様な重武装・重装甲の戦車たちが火花を散らしたのは、皆さんもご存知の通り。しかし有力な敵の機甲戦力や対戦車兵器が存在しなかった中国大陸や、大規模な戦車戦には不向きな太平洋の島嶼を戦場とした日本軍では、ほぼ戦前に開発された九七式戦車チハが主力のまま・・・将にブリキの棺桶≠ナ、強力な火力を有した米英軍部隊と対戦した日本軍戦車隊が大きな犠牲を払ったのも、また皆さん十分ご承知の通りです。しかし、そんな激戦を繰り広げた各国の戦車たちとは別に、全く目立たない戦歴を辿った戦車たちが数多く存在しているのです。一部の天邪鬼な戦車ファン・・・俺はティーガーやT34、M4戦車なんて全く興味ないぜ!と宣たまう方々(オイオイ・・・私ATF以外にもいるのか?・・・いやッ絶対いるって・・・検索すると、なんと多くの関連サイトがある事か・・・)の興味を惹いて止まない地味な戦車たち・・・そう、それが豆戦車=タンケッテ(Tankette)≠ネのであります!
【豆戦車=タンケッテって何?】
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07月17日(月)
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