ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File096】スパイとエニグマとUボート【ネタバレ警報/後編A・・・完結編】
いやぁ〜何やかやと早いもので『大脱走観戦OFF従軍記』以来二ヶ月ぶりの観戦記であります。この二ヶ月というもの、まぁ思うところもあって半分はほったらかし状態だった訳ですが・・・。でも毎度更新を心待ちにして(ホントかぁ〜)日々アクセスいただいている観戦武官諸士には誠に申し訳ない次第と言う事で、お詫びという程ではありませんが別冊『よろず観戦日誌』の方は地道に更新しております(仕事中でも書けるので・・・)さて前置きはコレくらいにして、今回の観戦記のお題ですが・・・もう皆さんお忘れかもしれませんが、実は『enigma』ネタなんですわ!そう『大脱走観戦OFF従軍記』の影に隠れてしまい、私自身忘れかけてたくらいなのですが【File090】狼と羊と猟犬と・・・ココアとラム酒と海の男たちの物語【ネタバレ警報/後編@】の最後に書き込んだ一文・・・次回『enigma』観戦記、あゝ堂々の完結編・・・どうぞお楽しみに【まだ続くでぇ〜ッ】って事でまだ完結してなかったのですよ(汗)そんな訳で、さっさと終わらせてしまいましょう・・・早く終わらせないとDVD発売になっちゃうしぃ〜それでは【開演ブザー】お久しぶりに携帯電話の電源はお切り下さい・・・【以前にも増して、この書き込みには史料的価値はありません】

【エニグマってどうよ・・・】
物語は1943年の第二次世界大戦真っ只中、ある日突然英軍暗号解読班にトラブルが襲いかかる・・・独軍Uボートが使用するエニグマ暗号の解読コードシャーク(通称:鮫コード)≠ェ突然変更されたのだ。その為、今まで解読出来ていた独Uボートが発信する暗号通信が解読できなくなってしまった。悪い事は重なるもので、丁度米国・カナダから大量の物資と兵員を満載した3つの大船団が、英国に向け出航したばかり。独Uボートの待ち伏せる海域に輸送船団が達するまで残された日数は僅かに四日間。この為、以前コードの解読に成功した天才数学者トム・ジェリコがブレッチレー・パークに呼び戻される。彼は失恋が元で精神を病み休養していたのであった。ブレッチレー・パークに戻った彼は、自分が精神を病む原因となった元恋人のクレアが失踪している事を知る。彼女はブレッチレー・パークで受信暗号の分類処理の作業を担当していたのである。彼女への想いが断ち切れぬトム・ジェリコは、彼女の失踪の原因を探り始める。手始めに彼女の下宿を訪れたトム・ジェリコは、彼女が受信されたまま未解読の独軍暗号電文のメモを下宿に持ち帰っていた事を発見する。果たして彼女は何者なのか?そして彼女の持ち出した暗号の内容とは・・・クレアのルームメイトであるヘスター・ウォーレスの協力を得て、トム・ジェリコはクレアの正体を探る為に巨大な陰謀の渦へ身を投じる・・・そんなトム・ジェリコを独側への内通者として疑う英国諜報部のウィグラム。国家的犯罪であるカチンの森℃膜盾背景に、物語は大きく動き始める・・・と言うのが、この『エニグマ』の粗筋である。実は私ATFは、この作品の原作である『暗号機エニグマへの挑戦』(R・ハリス著/新潮文庫刊/1996初版)を購入していた・・・と言っても古本であるが・・・のである。しかし同時に購入したその他多数の書籍と一緒に本棚に積み上げたまま、すっかり忘れていた。それが何たる偶然か、我が家を襲った爆雷攻撃・・・いや地震によって崩落した本の山を整理中に、偶然発見する・・・そして通勤電車の時間を利用して一気に読み返したのだった。そんな訳で、この作品の映画と原作を読んで気付いたツッコミ・ポイントをちょっと列挙してみたいと思う。

@オイオイ輸送船団どうなったんだよ?

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09月13日(土)
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