ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File085】おんな≠ヘ乗せ・・・ない潜水艦【ネタバレ警報:前編】
相変らず忙しさに感けて更新をサボっております。さて先日起きた事件・・・島根原発の沖合いの海上で、ダイバーたちが謎の潜水艦を目撃したとか・・・しかも4隻も・・・目撃者は断じて鯨ではないと力説しておりましたが・・・これって「宣戦布告」じゃんかぁ〜などと一人盛り上がっておったのですが、その後の目撃情報もなく、出動した海上保安部や海上自衛隊の捜索でも、特に不審船舶や人物は発見されなかったとか・・・。言われて見れば、いかに日本海が潜水艦銀座(オイオイ冷戦時代かよ!?)とは言え、一度に4隻もの潜水艦が浮上航行するなんて有り得ないもんなぁ・・・やっぱ鯨の見間違いだったんだろうか・・・などと空騒ぎに終わってしまいました・・・ちょっと残・・・いえいえそんな事はありませんよ、断じて。さて潜水艦と言えば、今から2ケ月程前に観戦した映画・・・そう多勢に無勢<Vリーズに入れ込み過ぎた為、遂々ネタバレ観戦記を書くのを忘れていた作品・・・戦争映画ファンでも、実際に公開中に観戦した方は余りいないのではないか・・・と思える作品があったのをご記憶でしょうか・・・そう知る人ぞ知る「BELOW=ビロウ」なんですけどね・・・。このまま深海の奥深くに沈めたままでも、特にどうと言う事は無いんですが、やはりマイナー戦争映画作品をも広く世間に知らしめる事を使命に掲げて(オイオイ)いる我が「戦争映画観戦記」としては、これを見棄てて岡蒸気・・・いや・・・おかりょうか!まあ世間で潜水艦が話題になった事でもあるので、ひとつこのあたりで薀蓄と共に取り上げたいと思います。時は第二次世界大戦の真っ只中・・・舞台は北大西洋。一隻の米潜水艦がUボートに撃沈された英国病院船の生存者を救助した事から始まる恐怖の物語・・・潜水艦には決して女性を乗せてはいけない。何故なら・・・それでは開演《開演ブザー》です。お久しぶりで・・・携帯電話の電源はお切り下さい。【いつもの如くこの書き込みに資料的価値はありません】

【ビロウ≠ネ話ですみません】
さて俗に「潜水艦を舞台にした映画に外れはない」と言われています。広大な海中に潜み、ひたすら獲物=目標を待つ・・・潜望鏡一杯に広がる敵艦船・・・渾身の魚雷発射・・・息詰まる時間・・・そして命中、次ぎに襲い来る気も狂わんばかりの爆雷攻撃。水圧による圧壊と酸素欠乏から来る死≠フ恐怖。絶え間無い緊張の連続による精神的抑圧。完全な密室、暗闇そしてスリルとサスペンス。極限状況下の人間ドラマ・・・などと映画がヒットする要素を満載・・・そんな訳で思い出す限りでも名作とか人気の高い潜水艦映画が多い訳です・・・「眼下の敵(1957)」「深く静かに潜航せよ(1958)」「Uボート(1981)」・・・「北極の基地・潜航大作戦(1968)」「原子力潜水艦浮上せず(1978)」・・・「レッドオクトーバーを追え(1990)」「クリムゾン・タイド(1995)」そして「ユリョン(1999)」等々。しかしながら近年劇場公開された潜水艦映画の「U-571(2000)」と「K-19(2002)」・・・この2作品については、軍オタや戦争映画ファンには非常に評判が良くない・・・前者は余りにも軍事常識からかけ離れた設定かつストーリーであり、後者は偏に主演のハリソン・フォードのミス・キャスト(彼に悪役は向かないって)・・・まあ意見は色々ありますけどね・・・しかし軍オタや戦争映画ファンから人気が無いと言っても、その映画が興行的に失敗した作品とは限りません。両者とも海洋パニックスペクタクル(?)作品としては結構成功した作品と言えるのではないでしょうか・・・ねぇ。で、この「ビロウ」なんですよ。久しぶりの潜水艦映画という事で、結構期待して観戦したんですが・・・実に、なんじゃこりゃ〜「これってオカルト版U-571≠ネのか〜?」な作品でした・・・。

【ビロウvsU-571】
実は恥かしながら観戦してから2ケ月以上経っているものでして、ストーリーの細部の記憶がアヤフヤなんですわ!でも微かな記憶を辿って行くと・・・ざっと以下のような「U-571」との共通点や突っ込みどころ、思わず唸った設定が・・・あらすじはネットで検索すればウジャウジャヒットするので、ここでは割愛させていただきます・・・汗

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04月30日(水)
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