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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File000】自称日本で10番目に戦争映画を観ている≠ツもり
人類の歴史は数限りなく繰り返された戦争の歴史です。どの世代にも直接体験した戦争、または地球上のどこかで行われた戦争の記憶があるはず(現に、今アフガンでは戦争が行われています)この「戦争映画観戦記」では戦争の善悪について語るつもりはありませんが、戦争によって多くの血が流され、文明・国家が滅び、また誕生し、さらに新しい技術が開発されたというのも、また歴史の事実です。政治は血を流さない戦争で、戦争は血を流す政治である∴フい先生が仰る通り歴史の年表は血の日記≠ナす。1338年:百年戦争勃発 たった一行の記述の背景には何万人、何百万人の尊い命が失われているのです。「戦争は悪だ」「戦争は愚かな行為だ」「戦争反対」そう叫び続けて人類は戦争を繰り返しています。そんな人類の最も愚かな行為である戦争≠テーマ・時代背景とした映画を大雑把に言えば「戦争映画」と言うのですが、「戦争映画が好きだ」=「戦争が好きだ」の公式が、未だに世間の一般常識に近く、世の戦争映画ファンの多くが肩身の狭い思いをしているのではないか・・・「戦争映画が好きだ」なんて職場や学校で言ったが最後、周囲の冷たい視線を浴びた経験のひとつやふたつはあるんじゃないですか?私自身は決して戦争賛美者ではありません(汗)戦争が始まれば真っ先に逃げるだろうし、軍隊(?)に志願したりは絶対しないでしょう。
何故かって・・・それは人よりは戦争を知ってる(つもり)から。もちろん実際に戦争を体験した事はありません。偉そうに言うな、と言われるかもしれませんが、人よりは戦記や記録・映画を読んだり、観てるつもりだしサバゲも経験しました。玩具?であるエアガンですら、あんなに当たるのです。ましてや本物の銃が自分にだけ当たらないなんて事は絶対にありえません。ランボーやブラドック、サンダースやシュタイナーはフィルムの中だけにしか存在しません。エアガンを構え、遮蔽物の陰に隠れて、ひたすら敵を待ち伏せる瞬間の緊張感が次第に快感・・・いえ恐怖に変っていった体験も幾度もありました。戦場では敵を殺す前に自分が殺されるかもしれない、というリスクが付きまとっているのです。
おっと、話題を元に戻しましょう。物心がついてから、戦争映画を観続けておりますが、映画の1ジャンルとして確立されるだけの作品が制作されているにもかかわらず、戦争映画ファンの映画ファン≠フ中における地位はあまり向上したとは思えません。子供の頃、戦争映画と言えば年末やお盆にテレビで放映される「トラトラトラ」や「大脱走」「バルジ大作戦」がほとんど全てでした。大体二週に渡って放映される前編・後編をワクワクしながら観ていたもんです。
ビデオの普及に伴うレンタルビデオ店の増加により、ビデオソフトとしてリリースされる作品が多くなり、多くの作品を目にすることが出来るようになりました。さらにDVDの普及により、未だビデオソフト化されていなかった作品も、DVDソフト化されてきています。
「プライベートライアン」の大ヒット以来「U-571」「スターリングラード」「パールハーバー」と大作・話題作の公開により、新たに戦争映画のファンになった方々も多いと思われます。私自身、今までに観た戦争映画は約600本。でも、戦争映画全体の中では氷山の一角です。まだまだ戦争映画を極めるには、先は永いようです。
この「戦争映画観戦記」では、徒然なるままに、私ATFが観てきた戦争映画について、書いていこうと思います。下手な文章で恐れ入りますが、末永くお付き合い下さい。「戦争映画って、ホントーにすばらしいものですよ」
10月21日(日)
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