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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File099】あゝ邦画戦争映画は燃えているか・・・Shall We タンク!【後編】
公開時に売りに出されていた戦国61式戦車ですが、その後再度角川映画製作のメジャー作品に登場したのは皆さんご存知の通り・・・1988年8月13日に公開された「ぼくらの七日間戦争」です。この作品は宗田理の同名小説を、当時三井のリハウスガールで注目された宮沢りえ主演で映画化した青春ドラマ。理不尽な規則だらけの学校や家庭に嫌気がさし、廃工場に立てこもった11名の中学生たちの大人たちへの反乱≠描いた、こちらは原作を見事に映画化したと評される名作。中学生たちの友情や個人の趣味や特技を生かして大人たちと戦う様など上手く描かれていました。小室哲哉による主題歌「Seven Days War」も名曲です。さて戦国61式戦車ですが、中学生たちが立て篭もった廃工場の中で発見し、大人たちとの戦いの最後の切り札として登場します。メカに強い中学生が後部エンジンカバーを素手で簡単に持ち上げ(本物は簡単には開かない)て修理、尚且つ操縦までしてしまう・・・う〜む。さらに車体に色とりどりな落書きされエレーナ(宮沢りえ演じるヒロイン・・・帰国子女がメキシコで飼っていたブタ≠フ名前)なんて名前を付けられます。当初は戦車の登場する設定はなかったのですが、何でも角川社長が「戦国自衛隊」一回だけじゃ勿体ないと、無理矢理出演させたとか・・・って事は、この時点では売却されておらず、未だ角川事務所の所有下にあったのでしょうか。その後再び戦国61式戦車は行方を晦ますのですが、数年を経て意外な所で姿を現します。それは日テレ系「たけしのお笑いウルトラクイズ」この番組、現在のバラエティー番組に大きな影響を残したお笑い企画番組として評価が高い?のですが、その1991年12月30日放送分の企画の中に沖縄米軍全面協力?と銘打った「戦車○×クイズ」があり、米海兵隊所属の重戦車と言う役で登場。×の回答をしたお笑い芸人たちの小屋を粉砕・・・また芸人の愛車を押し潰すという企画にも登場しています。さらに情報によれば、90年代を代表する伝説的バラエティー番組「天才たけしの元気が出るTV」の特番内で、同番組の人気超おバカ企画高田純二の早朝バズーカ<Xペシャルとして、かの仏ソルボンヌ大卒の秀才オスマン・サンコン氏を戦車砲をぶっ放して起こし、サンコン氏をして「戦争が始まった・・・」とビビらせていたそうですが・・・その後戦国61式戦車の消息は三度不明となりますが、1990年代後半には神奈川県相模原にあった映画撮影用車両の手配及びレストア専門の業者のスクラップ置き場に放置されているらしい・・・と言った目撃情報が都市伝説≠フ様に一部の間で語り継がれていました・・・。

【復活!戦国61式戦車】

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11月30日(日)
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