ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File094】7月10日も書き込んじゃいました・・・『大脱走』観戦OFF従軍記/巻C
自らが招いた失策によって一人錯覚を起こしてパニクッたものの、無事先発決死隊との合同を果たした作戦参謀・・・しかしこの時点で『大脱走』観賞整理券の発給開始時刻について、東急文化会館側からの明確な発表は未だ行われていなかった。我が先発決死隊の中ではobisan技術大佐殿が、最も早い時間に現着していた・・・それすら○七三○頃だそうで、先任順位は七番目である・・・しかし上には上がいるもので、行列の最先頭の人物は、どうやら○三○○から○四○○の間に現着していた模様である・・・脱帽!そう言えば遙か昔、まだ作戦参謀が幼かった頃、夏休みに「宇○戦艦○マト」の劇場公開を初日に徹夜して並んで観た時の記憶が甦る・・・あの頃は良かったなぁ・・・。こうして待つこと暫し・・・。しかし依然として東急文化会館側に動きは無い。しかしまぁ詰まる所、マニアとかファンと呼ばれる種族として生きる者にとっては、こう言った仲間が集まっての待ち時間も以外と楽しいもの・・・仲間同志で色々造作もない話題で盛り上がりながら待機していると、結構時間が経つのは早いのである。この時も作戦参謀が持参した「マスターモデラーズ」誌(前述)の話題で盛り上がっていた・・・。そうそう、ここでobisan技術大佐殿の服装に付いて一言述べておかねばなるまい・・・当初の作戦参謀の予想とは裏腹に天候は好転(?)し、ただじっと立っているだけても、じんわりと汗が滲んでくる程の気温となっていた・・・これは結構辛い・・・その中にあってobisan技術大佐殿は、場を盛り上げ雰囲気を出す為に独空軍の勤務服・・・では無く、かの独アフリカ軍団のユニフォームに身を包み、馳せ参じてくれていたのである・・・しかも鋲付きの山岳ブーツで一歩一歩火花を散らしながら・・・。そんな、いつまで待たされるか解らない状況の中、依然としてマニアな会話は弾んでいた・・・。と、突然、東急文化会館のシャッターが開き始める・・・スワ突入!・・・一同色めき立つも、これは東急文化会館側の陽動作戦であった・・・『大脱走』観賞整理券配布の行列は依然微動だにせず、時間だけがゆっくりと流れて行く・・・。待つこと暫し・・・やがて事態は急変する・・・いきなり東急文化会館スタッフによる誘導が始まった・・・時に○八三○・・・まだオープン前の為エスカレーターは機動していない。整理券受領目的の行列は、足取りも重く薄暗い階段を登って行く。目的地は多分5階のチケット売場・・・朝からひと騒動した老兵の体には、階段で5階まで登って行くのは辛い。疲労した両足に鞭打ち、なんとか5階フロアに辿り着く・・・これでやっと整理券が受領出来る・・・かと思いきや、再びここで行列は停止・・・何時までとも解らないまま待たされる事となる。そして再び果てる事無いマニアな会話が繰り返される・・・のであった。行列は階段を伝って階下までひたすら延びており、既にこの時点で最後尾が何処にいるのかは、我々の居た地点からは確認する事は出来なかった。5階の映画館(東急2)では、次々に出勤してくる従業員たちの出入りが慌ただしくなって行くのだが、一向にチケット売場が開く気配は無い・・・。流石にベテランの古参兵と言えども、目標の示されない行動には我慢の限界と言うものがある。我々の後方では、既に床の上に座り込んでいる者もいる。全く何時まで待たせるのだ・・・文句のひとつも言ってやりたい所だ・・・。そんな我慢も限界に近づいた頃、更なる勇者が姿を現す・・・誰あろう、今回の作戦参加各員の中で最も遠隔地からの参加者、そして今回の『大脱走』観戦OFF実施のきっかけとなったCOI掲示板の一言を書き込まれた将にその人、さらに誰にも先じて先発決死隊への志願に名乗りを上げた勇士・・・天野兵曹殿であった。ご本人は駐車場さへスムーズに確保できていれば、もっと早い時間に先発決死隊と合同できたのに・・・と盛んに悔やんでおられたが、我々からして見れば充分過ぎる到着時間であった。こうして『大脱走』観戦OFF先発決死隊は編成を完了した・・・時に○八五五・・・しかし依然としてチケット売場が開く様子はない。新たなるメンバー天野兵曹殿が加わり、先発決死隊では再びマニアックな話題に華が咲く。行列の先頭グループの方からもマニアックな会話が漏れ聞こえてくる・・・どうやら彼らもコアな映画ファンらしい。中々強烈な格好のメンバーもいる模様である・・・そんな風に他のマニアらしい人々を観察していると、戦争映画ファンという人種とはまた違った味わい(?)があるものだ・・・。その時チケット売場に動きが起こる・・・遂に観賞券及び整理券の配布が開始された・・・5名の先発決死隊隊員の間で「15:00〜の2回目上映分整理券の確保」との命令が復唱される・・・。そして後続のまなぶん様、ラヴァ分隊士、ネーベ様分のチケット及び整理券確保担当の分担が手早く割り当てられた・・・時に○九三○『トラトラトラ・・・我レ奇襲(観賞券及ビ整理券確保)ニ成功セリ・・・』当初計画による先発決死隊合同時刻から、既に90分が経過していた・・・しかしながら5名の先発決死隊隊員たちの表情には、早朝からの作戦にも関わらず疲労の欠片も感じられず、その代わりに任務達成に対する充足感が漂っていた・・・。「中隊傾注、気ヲ付ケェ〜ATF作戦参謀ヨリノ講評・・・」『休メ。全員ソノママ・・・先発決死隊諸士ハ、ヨクソノ任ヲ全ウセリ。作戦司令部ニナリカワリ諸士ノ勇戦ヲ讃エ、ヨリテソノ功ヲ賞シ広ク全軍ニ布告セン。コレニテ先発決死隊ノ任ヲ解キ、準備完了次第『大脱走』観戦OFF第一次攻撃隊ヲ編成スル・・・ソレマデ暫シ休養シ戦力ノ回復ニ努ムル事。以上・・・(^^ゞ(^^)ゞ^^)ゞ』「作戦参謀ニ対シ敬礼ェ・・・頭ァ中ァ〜(``ゞ(``ゞ(``ゞ(``ゞ・・・中隊解散!!!!!」時に一○○○・・・第一次攻撃隊発進まで、残すところ五時間余り・・・。
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07月10日(木)
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