ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File058】Attack All Boats!!・・・陽のあたらない小艦艇たち・・・後篇 軍艦洋画編Vol.5
「地獄の黙示録」「プラトーン」の人気に便乗し、イタリア他の資本により多数のナム戦映画が制作されます。この第三次マカロニ・コンバットブーム(第二次はマッシュイタリアーノ系軍隊コメディ群)とも言える作品群のひとつが、この「ラスト・プラトーン2(略称LP2)」(前作「ラストプラトーン1988」がありますが、これはビデオ発売会社の勝手な命銘で、ストーリー的には関係ありません)です。主演は「ビッグウェンズデー」や人気スカイアクションドラマ「エアウルフ」のジャン・マイケル・ビンセント・・・謎を秘めた元軍人を演じています。ナム戦争末期、陥落間近の南ベトナム某地方都市から脱出する一団・・・陸路・空路とも脱出路を絶たれ右往左往してるところを、米海軍河川哨戒部隊のパトロールボートに救われます。その後女性ジャーナリスト一行や混血孤児の一団も加わり、一大脱出作戦が展開される訳です。まあ主役=善い人であるはずのJ・M・ビンセントが実は・・・という複線が有るのですが・・・今ひとつ悪役っぽくない主人公ではあります。で登場するパトロールボート・・・これが何と最早その辺のヨットハーバーに浮いてる様な将にレジャーボート≠ネんですわ・・・まあ孤児達を含めて30名近く乗船してるので、大型ではあるのですが、武装は艇首に防楯付50口径機銃、装甲板付き操舵席の両側にM60機銃が2丁、後部甲板にM60機銃が1丁、艇体には土嚢をタンマリ積んで装甲強化と、結構な重武装・・・で、待ち伏せるヤラレ役の北ベトナム正規軍(ベトコンにも見える・・・)を蹴散らして、無事脱出・・・途中でJ・M・ビンセントの裏切りも発覚し、ストーリーは盛り上がって行きます。この手の映画の定番、撮影場所はフィリピンなので、フィリピン軍全面協力(お金次第・・・爆)で北ベトナム軍戦車役(赤い星付き)でスコーピオン軽戦車が登場しボカスカ撃ち捲りです・・・それだけですけど・・・。
【BAT★21 1988】
ナム戦映画群の中では、比較的ヒットした作品。内容は皆さんご存知でしょうから、詳しくは申しませんが、主人公の一人、電子戦の専門技術士官(ジーン・ハックマン)が搭乗した偵察機が撃墜され、北の勢力下の真っ只中に降下、様々な苦闘の末救出されるまでを描いた作品です。そう言えばハックマン親爺「エネミーライン」でパイロットの救出に尽力してたなぁ・・・きっと恩返しだったのでしょう!主人公が電子戦の機密事項を専門家の為、何としても助け出したい米軍は全力で救出作戦を展開しますが、中々上手く行きません。挙句の果てに救助ヘリが撃墜され、捕虜になったヘリパイロットが地雷をばら撒いた水田を歩かされて爆死したりして損害が続出です。現地で救助作戦を指揮するFAC(前線航空統制官:もう一人の主人公、演じるはダニー・グローバー)と無線を通じて友情が芽生えたりして物語は佳境へと進んで行きます・・・オイオイ小艦艇はどうしたよ・・・って、そうでした、ラストシーン、米軍B52爆撃機による猛爆撃を生き残った二人の救助に河川哨戒用の武装ボートが登場・・・それだけ・・・す、すんませ〜ん、石投げないで〜ッ!
思い入れのある作品についてはツイツイ書き込み込んでしまいます。陽のあたらない小艦艇≠「かがでしたでしょうか・・・。さて月内あと1本UPを目指してガンバルぞぉ〜ッ・・・オウ!【ごくせん風・・・意味不明・・・続く】
09月29日(日)
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