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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File046】俺たちは兵士だ・・・った【ネタバレ警報】
FG:前哨基地グロリアを巡る攻防戦
WWS:イア・ドラン渓谷の降下拠点X-レイを巡る攻防戦
E最後はヘリ部隊の掩護の下、NVAの拠点を攻撃して、コレを撃退する
FG:ヒューイ<KンシップによるM60機銃掃射・ロケット弾攻撃
WWS:ヒューイ<Kンシップによるバルカン・ミニガン攻撃
【その他にコノ<Vーンも・・・】
戦死者の遺族への訃報の連絡シーン。有名なところでは「SPR」のアノシーン。いかにもって言える陸軍の公用車に担当士官と教区司祭が乗ってやってくるシーンですが、他にも人気絶頂の子役ハーレイ・ジョエル・オスメント主演作品「リメンバー・エイプリル」ではデス・カー≠ニ呼ばれる黒塗りの政府公用車が登場し戦死公報を伝えます。でも、このWWSで戦死公報を伝えて・・・っていうか電報の配達を行うのは、なんとタクシー(イエロー・キャブ)です。ムーア中佐夫人に言わせれば、政府や軍上層部が、いきなりこんなに戦死者が出るとは予想していなかった為の準備不足だとか・・・。まあ電報配達を命じられたタクシーの運ちゃん(住所に詳しいってコトで任命されたのか・・・でも住所分からなくてムーア中佐夫人の所に聞きにきて、夫人に怒鳴られ可哀想っていうか哀れ・・・この人も戦争の犠牲者なのかって実感・・・)結局その後はムーア中佐夫人が電報の配達をすることになるのですが・・・やりきれないシーンです。最後にムーア中佐の自宅前に止まるタクシー・・・遂に中佐も戦死したのか・・・ってオイ、観てたら解るだろ・・・このオチ。
そうそう、バリー・ペッパー演じる従軍記者・・・カメラマン、ギャロウェイについても書いとかんといかんですな・・・この人も実在の方で、ムーア中佐とともに共同原作者。実際にムーア中佐部隊に同行したUPIの記者(フォト・ジャーナリスト)です。戦争映画には、よく従軍記者が登場しますが、多くは戦争に批判的っていうか軍隊嫌いな傾向があります。「アンツィオ大作戦」のロバート・ミッチャム演じる特派員然り「グリーン・ベレー」のデイビッド・ジャンセン演じる記者然り・・・ペンは剣よりも強し≠フ建前ながら結局は戦場の狂気の中で銃を手に取ってしまう・・・ギャロウェイ記者も結局は身を守る為にM16を撃ちまくる事に・・・でもバリー・ペッパーちょっと存在が薄いんじゃないかい・・・?
あと気になったのは戦場の様子・・・全然ベトナムって雰囲気じゃないんだよね〜。実際の戦いはベトナム中部のカンボジア国境に近い山間部で行われた為、ジャングルじゃないので、映画は忠実に戦場を再現してるらしいんだけど、どうしてもナム戦って言うとジメジメしたジャングル≠チてイメージがあるんで、なんか戦場が綺麗♂゚ぎるんだよね・・・コンなん感じたのって俺だけ・・・?それと、ナム戦初期の為、一般の米兵がボディアーマー着けてない(ヘリの機銃手は着てた)のと、まだ反戦・厭戦なんて風潮が軍の中にもないので風紀が乱れておらず、登場する兵士がみんなキチンとしてたトコかなぁ・・・。
【でも、好きですよ・・・この映画!】
いろいろ御託を並べてみましたけど、ATF的には面白い映画でした。2時間以上の作品ですが、前述の通り後半部の戦闘シーンのテンポが速いので、余り気にはなりませんでしたネ。まあオススメできる映画ですよ。
ATF的観賞法では、基本的に他人が面白いって言う作品にはケチ≠つけ、面白くないっていう作品は誉める≠チてのがポリシーです。前回の「突入せよ!あさま山荘事件」も結構誉めたつもりですが○ちゃんねる≠ニかじゃボロクソに言われてました。きっとこのWWS≠烽サうなんでしょうね・・・。さて次回はお待ちかね(待ってないっテ・・・)自爆的自主制作ドラマ「プライベート・ライアン」第三夜の予定です・・・きっと【続く・・・かも】
【一部修正】20020623:アッチコチの表現、語尾等修正しております。
20020625:オリバー・ストーン→フランシス・F・コッポラ
20020628:スーパーセイバー→サンダーストリーク
06月22日(土)
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