ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File038】記念空軍▼・・戦う翼たちの未来:最終章
ここまで書いてて、そう言えば戦後製作された邦画戦争映画で機体の思い出深い作品がない事に気付いた。強いて言えば「青島要塞爆撃命令」に登場するモーリス・フェルマン型水上機くらいか・・・。何故なんだろうって考えて得た結論は・・・「邦画戦争映画は人間ドラマに力を入れ過ぎて、兵器メカへの思い入れ度が低い」って事。航空機の登場するシーンでは、実機が現存しない為、精々自衛隊や民間航空機からのレンタルで、メインの空戦シーンは伝家の宝刀=円谷プロの特撮≠チて事になる訳で、その辺を割り切って観てるから愛着がないんだろうか。確かに特撮の技術は海外でも高く評価されています。良く出来たレプリカの登場する作品も幾つかあります。でも登場する機体に魅力がない=生きていないって事。戦場での人間の生とか死とか、軍隊内部とか特攻とか軍人とかを描いた作品では、どうしても主人公の存在をも圧倒する様なメカを登場させる訳にはいきません。スターは俳優であってメカではないのです。(邦画でメカが登場人物を圧倒してる作品って言うと唯一「馬鹿が戦車でやって来る」ぐらいか・・・)この辺が邦画戦争映画が海外戦争映画に勝てない原因のひとつじゃないでしょうか!などと、暫くほったらかしている「あゝ邦画戦争映画は燃えているか」シリーズ(おいおいシリーズかよ)の新たなるネタ≠見つけてしまったりするのであります。【思わせぶりに・・・続く】

【一部修正】20020502「エイセス大空の誓い」の記事を一部修正・加筆しました。

04月21日(日)
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