ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File095】7月12日で、もう限界です・・・『大脱走』観戦OFF従軍記/最終巻
大方の予想に反して、もう何度も耳にタコが出来る程聴いたはずのお馴染みのマーチ・・・あの名匠エルマー・バーンスタイン作曲による映画史上に残る名曲が、いきなり大音響で劇場内に響き渡った・・・次の瞬間すかさず場内に沸き起こる拍手の渦・・・戦争映画ファンの本懐、ここにあり!鳴り止まぬ拍手に身体中を包まれて、いつしか作戦参謀も、そして第一次攻撃隊の面々も、自らの両手の平を無心に大きく打ち鳴らしていた・・・。戦時中だと言うのが信じられない程長閑なバイエルンの田園風景の中をひた走る連合軍捕虜輸送隊のトラックの列・・・こうして念願だった大スクリーンでの『大脱走』観戦がスタートした・・・《激しく中略》・・・逮捕連行されて来るヒルツ大尉。ディートリッヒ中尉が手錠を外す。丁度解任され連行されるフォン・ルーガー所長と出くわす・・・『ベルリン行きは、君が先になりそうだ』副官ポーゼン大尉を一瞥し自ら独房棟に向かって歩き始めるヒルツ・・・すかさずゴフが放って遣したグローブとボールを受け取る・・・独房の扉の鍵をかける若い独空軍兵士・・・独房の中から聞こえて来るのは、いつもと同じ壁キャッチボールの音・・・そしてエンド・ロール・・・ヴェルナー、カヴェンディッシュ、アイヴス・・・バートレット、ヘンドリー、ヒルツ・・・主要登場人物の紹介と共に場内に鳴り響く拍手の音・音・音・・・今思えば、あっと言う間の三時間だった・・・そしてその時、我々『大脱走』観戦OFF第一次攻撃隊の面々をも含め、場内全ての観客がひとつとなって・・・この感動・・・そして尻の痛みを共有していた。それは将にその場にいた者にしか理解出来ない感覚だろう・・・全く持って残念ながら、作戦参謀ATFの拙い文章表現力では、これを読まれた皆さんに、それを充分お伝え出来ないことが残念でなりません。名作に多くを語る必要無し・・・。時に一七五○・・・第一次攻撃隊は所定の作戦目的を成し遂げ、参加各員は充分過ぎる戦果を得た・・・(はずである)。※それにしても、スクリーンの幕が下りる瞬間、フィルムが溶けた様に見えたのは作戦参謀の目の錯覚だったのか・・・。
【第二次攻撃隊出撃セヨ・・・目標天狗$果検証会開催】
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07月12日(土)
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