ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File046】俺たちは兵士だ・・・った【ネタバレ警報】
「コンバット」のサンダース軍曹∴ネ来、アメリカ兵の発砲する銃の弾丸は途切れないってのがお約束≠ナしたが、流石にロジスティック(兵站)が重視されるようになった現代戦においてはリアル≠求める戦争映画ファンを納得させる為にいつかは弾が切れるんじゃ〜ッ▼・・って設定が絶対条件となる(嘘だろ、オイ・・・)んです。BHDでは、孤立した部隊への補給は余り描かれていませんでしたが、弾が不足する様子は描かれてました・・・。WWSでは、絶えずヘリによる補充部隊の輸送と物資の補給、それに死傷者の搬出が行われる様子が描かれています。両作品とも次から次へと攻撃してくる敵(アイディード派民兵と北ベトナム正規軍兵)≠ノ向かい、コレでもかコレでもかって具合に撃ちまくりの連続です。で、不利な状況になると米軍お得意の航空支援・・・BHDではガンシップ(武装ヘリ)による対地掃討がメインでしたが、WWSではガンシップは勿論、出るは出るはイントルーダー、スカイホーク、ファントム、サンダーストリーク、そして極めつけは最後のレシプロ雷撃機<Xカイレーダーだッ!特に多分実機のスカイレーダー(CGだったら悲しい・・・泣)の低空飛行は圧巻!機銃掃射や通常爆撃は勿論の事、ナム戦と言えばコレナパーム弾″U撃。特にWWSでは、ナパーム爆撃の様子がリアルに描かれていました。CGによる映像効果なんでしょうが、炎に巻き込まれ焼かれるNVA兵士。誤爆に巻き込まれる米軍兵士・・・が凄いですよ。あと支援砲撃ですか(BHDでは本格的戦闘行為?ではなく民間人のいる市街戦の為、支援砲撃はありませんでしたが)・・・。NVA兵士は米軍の支援砲撃を避けるため、米軍部隊に肉薄して来るのですが、米軍側もそれを見越して、自軍の陣地直前まで支援砲撃エリアを接近させます。実際ケサンの攻防では、NVAやVC(ベトコン・・・ベトナム・コンバットじゃなくベトナム・コンサー:ベトナム共産党の略?南ベトナム解放戦線)の肉薄攻撃に対し自軍陣地に直接砲撃させていました。でもナム戦での米兵ファッションでお馴染みのボディアーマー(防弾チェッキ)のお陰で、米兵の砲撃下での生存率は高かったようです。また米軍は、作戦展開地域や前哨基地の後方に火力支援基地(ファイヤーベース)≠構築し、常に支援砲撃要請に応じれるシステムを構築していました。
【そう言えばコレにもソックリじゃん・・・地獄の軍団スクワッド】
って言っても知ってる人は少ないかも知れませんが・・・「地獄の軍団スクワッド(原題:FIREBASE GLORIA/以下略FG)」1990年に公開されたナム戦モノです・・・邦題の「地獄の軍団」って・・・偉そうに言う割には「スクワッド=分隊」ですから、イマイチ締まりませんな・・・。どう見ても「プラトーン=小隊」に肖ってってのがミエミエ≠ナす。主演は巨匠キューブリックの「フルメタル・ジャケット」前半部の訓練シーンでは狂気の訓練教官、ナム戦を舞台に戦場のラブストーリーを描いた佳作「パープル・ハーツ」ではタフな海兵隊古参軍曹を演じた元現役海兵隊員R・リー・アーメイ。共演はB級アクションス俳優ウィングス・ハウザー。前哨基地グロリア≠舞台に、襲いかかるVC部隊(解説によれば30000名・・・実際はそんなに出てきませんが、1000名位は登場してます)に対する守備隊は米陸軍+海兵隊混成部隊(同じく解説によれば30名だが、60名位は出てたよな〜ッ)
で、WWSとの共通点がこんなにあるんですよ、お客さん・・・
@圧倒的多数な敵と戦う
FG:敵1000名位vs米軍60名位
WWS:敵2000名vs米軍400名
Aタフな歴戦(二次戦・朝鮮でも戦ってる)の古参士官・下士官が登場する
FG:ハフナー上級曹長・ディナルド伍長(海兵隊)
WWS:ムーア中佐・プラムリー上級曹長(空挺隊)
Bナム戦モノには珍しく敵の司令官がハッキリと描かれている
FG:カオバン大佐(VC:南ベトナム解放戦線)
WWS:アン中佐(NVA:北ベトナム正規軍)
C米軍部隊へ積極的に物資を補給してくれるヘリ部隊(指揮官)がいる
FG:クレージーイーグル<c宴淘蛻ム
WWS:スネーク<Nランドール少佐
Dコレでもかって言う位の接近戦・白兵戦が演じられる
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06月22日(土)
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