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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File038】記念空軍▼・・戦う翼たちの未来:最終章
実は偏屈物であるATFは戦闘機はあまり好きではありません。爆撃機とか偵察機とか水上機なんかが大好きなんです。AFVにしたってMBTよりは自走砲とか突撃砲、駆逐戦車なんて方が好きな訳です。そんな訳で戦闘機メインの作品には思い入れが低いんですが、御大デューク<Wョン・ウェインの「太平洋航空作戦」って作品は、何か好きなんです。登場するのは前半がチャンスボード・コルセアで後半は機種改編してグラマンF6Fヘルキャット。何故好きかって言うと主人公たちの所属が海兵隊の航空部隊だってとこ。原題も「FLYING LEATHERNECKS」空飛ぶ海兵隊≠チてとこですか。LEATHERNECK≠チてのは海兵隊の愛称?です。米海兵隊って制度上では海軍の指揮下にあって、正規士官は海軍兵学校出身者が多いし(これって旧帝国海軍士官が陸戦≠志望するのと同じなんでしょうか・・・海軍歩兵大尉なんてね・・・)補給や軍医も海軍任せだし、航空隊も海軍の空母に間借りだし(事情通の方、間違いだったらご指摘下さい)全て海軍任せしてて、なんか継子扱いで可哀想・・・世界最強の戦闘部隊に失礼か・・・?でもってコルセアって機体も・・・。F6Fなんかに比べ人気も低い(本当か?)みたいですが、あの大プロペラ対策の逆ガル(W)型主翼、エンジンスペースの為に後部に移動させられて、前方視界の悪いコクピット・・・でも好きですなぁ、あの機体、やっぱ偏屈ですか?地上支援シーンなんて迫力満点な作品ではありますな・・・。
もうひとつ変り種″品を・・・厳密には戦争映画ではありませんが「エイセス・大空の誓い」って作品。映画史上に残る名作「愛と青春の旅だち」(1982)で鬼教官を演じたルイス・ゴセットJr主演の「アイアン・イーグル」シリーズの一作。この人、他に「メタル・ブルー」なんて作品もそうですが「愛と〜」と同様に若いパイロットを鍛え上げるってパターンの作品が多いんですが、唯一この「エイセス」は趣きを異なった作品で、ベテラン(ロートルか)が大活躍します。「エイセス」ってのはACE=撃墜王≠フ複数形。この作品では二次戦中の米英独日のエースパイロットが結集し、古の名機を駆って、麻薬王に金で買収されたチリ空軍の軽ジェット戦闘機と大空中戦を演じてくれます。登場するエースたち(愛機)はルイス・コゼットJr(米P-38)クリストファー・カザノフ(英「針の目」「ズールー戦争」などに出演の脇役俳優:スピットファイヤー)ホルスト・ブッフホルツ(独「戦争と友情」「コードネームはエメラルド」に出演の独人バイプレーヤー:イスパノメッサー)そしてお待ちかねサニー千葉(ご存知千葉真一≠フ海外作品出演時の芸名、AT6改造零戦)何故P-51でなくP-38なのか∞何故日本人は最後に特攻しなければならないのか▼・・など多くの疑問?は残りますが、米英独日の名機が一同に会するって事でATF的には★★★★″品なのです。一見の価値あり・・・!そうそう登場する麻薬王は元独空軍のパイロットで、ブッフホルツ演じる独パイロットの弟を殺し、勲章(何故か鉄十字章ではなくプール・ル・メリット勲章だよ)を奪ったという設定で、独空軍の秘密兵器メッサーMe263?なんて前尾翼式の謎のジェット戦闘機(バルカン・ミニガン搭載)に乗って逃走を図りますが、スーパーチャージャー付P-38にやられちゃいます・・・爆。
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04月21日(日)
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