ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File124】スペイン内戦勃発70周年・・・誰がために鐘は鳴るなり豆戦車B
【誰がために鐘はなるなり・・・幻の豆戦車】
鉄橋爆破の息詰まる攻防戦もさる事ながら、豆戦車ファン=タンケッテ教徒≠フマニア心を大いに擽るのは、何と言ってもファシスト叛乱軍機械化部隊の先頭を突っ走る装甲戦闘車両・・・その将に豆戦車たる勇姿を見逃す事は出来ません(コレでやっと本題だよ・・・)。映像上で解る範囲で見てみると・・・最初に登場する車両は、マーモン・ヘリントン系の車体に米軍のM1歩兵支援戦闘車っぽい砲塔を搭載した車両・・・(命名/鐘鳴戦車一号)。次に登場するのが一見M3軽戦車っぽい車両ですが、車体後部上方に何やら変な構造物がくっ付いている車両・・・(命名/鐘鳴戦車二号)。そして三輌目と四輌目として登場するのが、明らかに仏製ルノーFT17戦車の米国版コピーであるM1917戦車・・・(命名/鐘鳴戦車三号・四号)であります。さてここで重要なのが、これら四輌の戦車な訳なのですよ・・・そう確かに四輌しか登場していませんよねッ、お客さん!ところがですよ、私ATFはこの『誰がために鐘は鳴る』のクライマックスシーンを何度か観ている内に奇妙な事に気がつきました・・・それが何かって?そう、いるはずのない幻の戦車が登場してるんですよ、この『誰がために鐘は鳴る』には・・・とりあえず時系列に従って、その幻の戦車てぇのをご紹介させていただきます!

検証シーン(01)・・・ファシスト叛乱軍機械化部隊が最初に登場するシーンです。この段階では鐘鳴戦車一号、鐘鳴戦車二号、鐘鳴戦車三号の順番で進んでくるのが明確に確認出来ます。因みに手前の岩場に隠れて待ち構えているのは、民兵ゲリラの頭目パブロ率いるゲリラたちです。
検証シーン(02)・・・検証シーン(01)が部分的に拡大されたシーンです。鐘鳴戦車一号、鐘鳴戦車二号、鐘鳴戦車三号の順番を更に明確に確認出来ます。また鐘鳴戦車一号と二号の砲塔には、戦車兵の姿も確認出来ます。
検証シーン(03)・・・この方が殊勲の民兵ゲリラ兵士ラファエル氏であります。素朴で陽気な農民って感じなおじさんです。
検証シーン(04)・・・進撃する鐘鳴戦車一号を車体前方から見たアングルの場面です。砲塔のハッチが自棄に大きいのが解ります。このシーンで気になるのは、鐘鳴戦車一号の前方の路上に真新しいキャタピラの痕跡が見られる点・・・果たしてこれはリハーサル中に付いたものなのか?それとも実はもう一輌前方に車両がいるという事なのか?
検証シーン(05)・・・検証シーン(04)に続くシーンで、カメラの横を鐘鳴戦車一号が通り過ぎて行きます。マーモン・ヘリントン系戦車の独特なサスペンションの構造が良く解るベストショットです。
検証シーン(06)・・・再び殊勲の民兵ゲリラ兵士ラファエル氏の映像です。迫り来るファシスト叛乱軍機械化部隊を前に、何かグッド・アイデアが閃いたのでしょうか!
検証シーン(07)・・・件のラファエル氏、ひとり岩山を攀じ登ると、取りい出したる独式棒付手榴弾の狙いを定め・・・頃合を見計らって、いざ投下ッ!
検証シーン(08)・・・鉄橋に迫るファシスト叛乱軍機械化部隊・・・その先頭は鐘鳴戦車一号。待ち伏せる民兵ゲリラたちの間に緊張が走ります!
検証シーン(09)・・・次の瞬間、ラファエル氏が投下した独式棒付手榴弾が大爆発・・・しかしそれは鐘鳴戦車一号の遥か前方の岩場。こりゃフライングなのか、それとも何か考えがあってのことなのか・・・。
検証シーン(10)・・・独式棒付手榴弾の爆発による噴煙が治まると、そこには・・・巨大な岩石が路上に転がり落ち、道路の一部を封鎖しておりました・・・たかが手榴弾でも結構な威力っですなぁ。
検証シーン(11)・・・路上に転がる巨大な岩石の為に、先頭を行く鐘鳴戦車一号の進撃が多少鈍った様に見えますが・・・どうやら道路の一部を封鎖した岩石を避ける為に、進路を変更する様です。
検証シーン(12)・・・三度登場のラファエル氏。岩肌を下ると、今度は肩から下げたバックからパイナップル型手榴弾を取り出しました!

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07月19日(水)
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